スタート前から独壇場 千両役者ゴールドシップが6つ目のタイトルを獲得

佐藤直文 レース回顧

弥生賞「45万」フラワーC「14万」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

時計は平凡でも本番に望みあり 【青葉賞】

 決着タイムの2分26秒9は、少し物足りなさが残るが、中間点(1200m)で75秒2のスローペースでは仕方なく、人気馬が上位を占めたという点でも、各馬が力を出し切った一戦だったように思えた。

 レーヴミストラルは、後方から手応え良く外を回って進出する形だったが、直線で坂を上がってからの伸び脚が違っていた。最後も余力を残していた印象を受け、“1強ムード”のダービーでも望みは十分あると思える内容だった。

 2着タンタアレグリアは、1、3着馬が来るのを待って追い出された分、最後まで渋太く伸びることができたが、本番ではもうワンパンチ必要かもしれない。

 3着ヴェラヴァルスターは、上位3頭の叩き合いの真ん中で一旦は抜け出すかの脚色。力は存分に示していたが、最後に脚が鈍ったあたり、長くいい脚を要求されるコースよりも、一瞬の脚を生かすコースの方が合う可能性がある。

 4着ブラックバゴは、道中で頭を上げてかなり掛かっていたが、それでここまで来たのだから大したもの。距離が延びていいタイプだ。

 レッドライジェルは、自分の競馬に徹した形だが、スローな流れでは厳しい位置取り。これまた東京よりも中山の方が脚を溜めやすい馬なのかもしれない。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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