ダービー馬の弟が1億9000万円 変化するサラブレッドセールのトレンド
トレーニングセールのメリット
そもそも何故、トレーンングセールが脚光を浴びているのかと言うと、やはり仕上がりの早さにある。通常のセールよりも開催時期が遅い分、育成が進められ、ある程度の調教が施された状態で上場されてくる。つまり、買う側にとっては落札後のビジョンが描きやすいというメリットがある。それに競走馬として走った時にどうなのか、という最も大事なポイントを見極めた上で購買することが出来るのは、セレクトセールなどで1歳馬や当歳馬を買うのとは雲泥の差がある。
中央競馬の番組再編により、2歳戦の重要度が増したことを考えればトレーニングセールの需要はこれからも増していくだろう。その一方で生産者側としては、これまで以上にその辺りを考慮に入れながら配合・生産・育成といったステップを進めなければならない。
高額落札馬は走らない?
千葉サラブレッドセールで1000万以上の値が付いた馬の中央勝ち上がり率は過去3年すべて50%。他のトレーニングセールについても調べたが、概ね落札額と成績は比例する傾向にあるようだ。北海道サマーセール、オータムセールは逆に低価格帯の馬の出世が目立っており、今年のダービー卿CTを制したモーリスは150万、シンザン記念を勝ったグァンチャーレが200万。高額落札馬といえばセレクトセールだが、そこで1億円以上の値が付いた馬は、2000~2010年の期間で延べ96頭。そのうち自分の落札額より本賞金を稼いだ馬は13頭、本賞金を1億円以上稼いだ馬にしても20頭である。「高ければ走る」と一概に言えないのが面白い所でもあるが、 件の弟は果たしてどちらなのだろうか?
土屋(競友)
福島牝馬S(GIII)
払戻金 21万0600円
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細川TM
4/21(日)京都6R
払戻金 22万2000円
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小野智TM
皐月賞(GI)
払戻金 22万9700円
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