セイコーライコウ柴田善Ｊはハッキリと「連覇できるよ」　アイビスＳＤ＆クイーンＳ現場直送イイ話

内枠を引いたけど…　資格十分の穴馬たち

デスク「外を引きたくない陣営もいる中で、残ったのは真ん中から内の馬たちだな」

佐藤直「俺はリトルゲルダ◎。本格化してからＧI以外で崩れていないし、６ヶ月ぶりの骨折明けで４着だった昨年とは臨戦過程が違うからな」

清野「先週今週と坂路でビシッと追われて、好時計に加えて内容もｇｏｏｄ！　調子の良さと陣営のヤル気が感じられるので、私も昨年夏のスプリント女王がここで復活すると見ています」

加茂「鮫島師は『昨年、重賞を連勝した当時のデキにはないが、夏馬らしく気温上昇とともに状態も上昇している』と。ただ『斤量がどうか。牝馬で５６キロだからな』と、メンバー云々よりも、斤量が気になる様子やったわ」

追い切りで好時計をマークしたリトルゲルダ（撮影：日刊ゲンダイ）

久光「僕は編集長も推していた５３キロの３歳馬ですが、サフィロスの方に◎を打ちました。体がひと回りもふた回りも成長し、調教でもド迫力の動きを見せてますからね。２歳戦以来の９ヶ月ぶりというのは常識的には厳しいですが、その不安よりも期待値の方が上回ります」

大江原「さすがに長期休養明けだから陣営も控えめだけど、調整そのものはうまくいっているよ。反応が良過ぎるくらいの馬だから、気性的に直線競馬も合いそうだな」

庄司「僕はサカジロロイヤルで穴狙いと行きます。今年も有力視される昨年の１、３着馬（セイコーライコウ、アースソニック）に、秋の京阪杯で先着している馬です。初の直線競馬だった前走で大敗して株を落としてますが、スタート後手に加えて揉まれて力を出せなかったもので、本当に適性がないと思えば、陣営もここを使ってくることはないはずですよね。今年のメンバーは先行馬も少ないですし、スタートさえ決まれば残り目も十分あると見ています」

デスク「そんなところで…と締めようと思っが、先週の中京記念で勝ち馬のイイ話をしてくれた守屋が、また最後に何か言いたそうだな」

守屋「２走前の韋駄天Ｓでアッと言わせたフレイムへイローですけど、今回も人気がなさそうで不気味なんですよ。トレセンに長く居るとどんどんテンションが上がってしまう気性の激しさがネックだった馬なんですが、入厩して１０～１４日ほどでレースを使って短期放牧へ、というパターンで落ち着いてレースに臨めるようになっているんです。蛯名師も『一週前に坂路で調教をすると“レースが近いな”とスイッチが入る感じになる。今回もそんな雰囲気だよ』と。勝つ時は常に人気薄ですから、本当に怖いですよ」