グランアレグリアで「やむなし」サウジRC 相手はこの2頭

重賞データ攻略
サウジアラビアRC

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 昨年レコードVのダノンプレミアムは朝日杯FSも制して2歳王者に。出世レースとしてすっかり定着したサウジアラビアRC、今年はグランアレグリアに注目が集まるが、果たして…!?

波乱の可能性は少ない

 昨年は18頭立てと賑やかだったが、今年は一転して8頭立て。初戦のパフォーマンスからここでも断然人気が予想されるグランアレグリアだが、データ的には果たしてどうか。今回は前身のいちょうSが重賞に昇格した2014年以降の過去4回を振り返っていく。

人気別成績(過去4年)
1番人気〔0.2.1.1〕
2番人気〔1.2.1.0〕
3番人気〔1.0.1.2〕
4番人気〔2.0.0.2〕
5~6番人気〔0.0.1.7〕
7番人気以下〔0.0.0.27〕

 1番人気が未勝利というのは気になるが、4回のうち馬券を外したのは1回だけ。連対馬はすべて4番人気以内から出ており、5番人気以下は3着に1頭いるのみ。能力の序列がそのまま着順に現れやすい東京のマイル戦だけに、波乱を望むのは分が悪い。

狙うのは余裕のあるローテの馬

 新馬戦のスタートから4ヵ月が経ち、2歳戦は重賞だけでなくOP特別や500万特別も徐々に増えてきた時期。ただし、このレースで好走するのは主に前走から余裕のあるローテーションで臨んできた馬だ。

前走間隔別成績(過去4年)
連闘〔0.0.0.1〕
中1週〔1.0.0.2〕
中2~3週〔0.1.0.16〕
中4~8週〔1.2.2.13〕
中9週以上〔2.1.2.7〕

 中3週以内で馬券に絡んだ2頭は4年前のいちょうS時の1~2着馬。近3年の上位馬は前走からの間隔がしっかりと空いていた馬達。特に近2年の勝ち馬は6月の新馬戦を勝ち上がっての休み明けだった。

勝ち上がり直後の素質馬が中心

 前段で余裕のあるローテーションが理想と書いたが、次に見ていきたいのは前走のレース別成績。夏の間に重賞やOP特別などを使ってきた馬よりも新馬・未勝利勝ち直後の馬の方が好成績を収めているのが特徴。

前走レース別成績(過去4年)
新馬〔1.3.1.5〕
未勝利〔3.0.2.15〕
500万〔0.0.0.7〕
OP特別〔0.1.0.2〕
GIII〔0.0.1.10〕

 馬券に絡んだ12頭中10頭までが前走で新馬・未勝利を勝ち上がっていた馬。この10頭の前走について掘り下げると以下の通り。

  • 0.3秒差以上の着差で勝利(10頭中8頭)
  • 前走2番人気以内(10頭中9頭)
  • 前走上がり3F2位以内(10頭中9頭)
  • 前走が1600m~1800m(10頭中9頭)

 また、10頭中9頭には左回りでの連対実績が、10頭全馬には1600m以上での連対実績があった。中4週以上の出走間隔でこれらのポイントを全てクリアしたのはグランアレグリアのみ。ここも難なくクリアして、来春のクラシック戦線へ向けて一歩リードとなりそうだ。

グランアレグリア

6月の新馬戦開幕週以来のレースとなるグランアレグリア(撮影:日刊ゲンダイ)

 相手候補には新潟のマイル戦で新馬勝ちの2頭、アマーティサムシングジャストを。
アマーティ 中7週 前走・新馬(新潟1600m)3番人気1着(0.2秒差)上がり3F1位
サムシングジャスト 中8週 前走・新馬(新潟1600m)3番人気1着(0.1秒差)上がり3F3位

 前述の好走ポイントからは紙一重で足りていない部分もあるが、8頭立ての今年のメンバーなら目をつむれる範囲だろう。点数を買って元が取れるレースではないので、相手はこの2頭に絞って勝負したい。

結論

◎グランアレグリア
△アマーティ
△サムシングジャスト

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平日はトレセンで東奔西走、週末はレース予想&馬券に全力投球。競馬専門紙「優馬」を支えるトラックマン&記者のプロフィールをご紹介します。