インディとタワーで大丈夫？ 要注目は「巻き返し」を狙う馬

テーマは大敗からの巻き返し　この馬にも要注目

坂倉「僕は昨年の２着馬、サトノアレスの巻き返しに期待します。東京での安定感は抜けていて、馬券圏外だったのは不良馬場だった一昨年の富士Ｓ６着と、昨年の安田記念４着のみですからね。良馬場でのＧIIIなら、中心視していいはずです」

伊利「４着だった昨年の安田記念にしても、内をついた馬が上位を占めた中で、ただ一頭大外から鋭い伸びを見せて、◎を打った僕も一瞬は夢を見させてもらいました。坂路のみの仕上げだった前走はあくまで叩き台で結果も度外視できますし、最終追いで５１秒台の自己ベストをマークした今回は、本来の姿を見せてくれるでしょう」

馬場「前走の敗因について、陣営は“道中で外から被された影響もあって直線では集中力を欠いてしまった”と話していて、けっして叩き台だったわけではないんですが、久々を一度使ったことでグンと良くなっていることは確かですね。乗り替わりについても“柴山雄騎手は未勝利勝ちや昨年のこのレース２着時の鞍上だし、問題ない”とのことで、藤沢和厩舎のワンツーもあり得ますよ」

デスク「ワンツーどころか、ワンツースリーもあるんじゃないのか？」

馬場「３頭出しのもう１頭、レイエンダは、個人的にはサトノよりも来る可能性が高いと思ってます。人気を裏切った前走については“スタートで寄られて行き脚がつかなかったし、前も止まらない展開だった”と、力負けではないことを強調していましたし、初のマイル戦になる点についても“兄のレイデオロよりスピードに勝っているタイプ”で全く問題ないとのこと。スタートを決めてスムーズに運べれば巻き返しがあっていいはずです」

距離を短縮してきたダービー馬の弟レイエンダ（撮影：日刊ゲンダイ）

デスク「コジはレッドオルガに◎を打ってきたか。重賞初挑戦だった前走が牝馬同士で６着だから、ここではちょっと足りないんじゃないか？」

小島「前走は出遅れて外々を回るロスの多い競馬でしたからね。本来のスムーズに流れに乗る競馬ができていたら、勝っていたと思いますよ。兄弟馬の顔ぶれを見ても重賞で足りない馬とは到底思えませんし、ベストと言える左回りのマイルで決め手勝負になればヒケは取らないはずです」

守屋「同じ牝馬のテトラドラクマも軽くは扱えないと思います。クイーンＣを勝ったときと同じように、美浦トレセンでの在厩期間を短くしての調整。これが吉と出て、気分良く運べれば一変があっても不思議はありませんよ」

デスク「確かに、このレースでは惨敗や大敗から巻き返して好走する馬も多いんだよな」

山崎「ロードクエストは、“ここ２走は外枠に泣かされた”と陣営も望みは捨てていない様子でしたし、“デキ落ちはなく状態は維持できている”とのことでした」

那谷「ジャンダルムも、前走のマイルＣＳは出遅れと先行有利の馬場だったにしても…という内容だったけど、池江寿師によると“２歳時以来の当日輸送でイレ込みが激しく、レース前に消耗してしまった。出遅れたのもそれが原因”とのこと。今回は東京への輸送で一泊してからの競馬なので、前走のようにイレ込む心配はないと思うけど、富士Ｓでも結果が出なかったように“本質的に叩き良化タイプで中身ができていないかも”との不安も口にしていたし、積極的にオススメはできないかな」

デスク「先週の根岸Ｓは、俺の推奨馬と木谷の推奨馬で１・２着という、滅多にない決着だったが、今週ももう一丁と行こうか。とりあえず、俺はインディチャンプだが」

木谷「嵐の活動休止で何かサイン馬券はないかと探してたんですけど、素直に“大野君”のゴールドサーベラスでも買ってみましょうか。来たら“嵐”のような配当になりそうですしね。弊社も活動休止にならないと良いですが…」

デスク「バカヤロ、縁起でもないことを言うなよ」

木谷「それはそうと、日曜日は帯広のばんえい競馬に行ってきます！ Vtuber神野いんくちゃんの冠協賛レース“第１回いんくちゃんねるカップ”があるので、中央競馬どころじゃないですよ！ デスクもたまにはばんえい競馬どうですか？」

デスク「ばんえいはライブに限るぞ。一緒に歩くの疲れるけど」