「勝てる器だ」「武豊の進言が」現場の声が混戦模様に拍車?

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いったい何が人気になるのやら… 空前絶後の大混戦

デスク「スタッフの印の散りようからもわかるように、今年は抜けた存在のないメンバー構成。加えて、全て2勝クラス以上の馬でのフルゲートで、難しい一戦だな。何が来るかはもちろんのこと、何が人気になるかもわからん状況だが…」

武井「全くもってその通りですが、何が来るかについては◎マイネルサーパスに期待してみました。とにかく、昨秋の同舞台、きんもくせい特別は、従来のレコードを2秒更新した時計もさることながら、きさらぎ賞を勝ってNHKマイルCでも4着だったダノンチェイサー以下を、外を回って差し切った、着差以上の勝ちっぷりでしたからね。復帰後の2戦は体調も整っていなかった感を受けましたが、この中間は1週前にウッドで自己ベストとなる4F51秒5の好時計もマークし、確実に体調が上向いてきています。ベストの舞台で一変も十分あると見ました」

西田「復帰戦に選んだプリンシパルSが雹のために延期となったことで、抽選で出走できたダービーも中1週のキツいローテーションでしたからね。11着という結果も仕方はないでしょう。ただ、もとより2400mは長い馬で、朝日杯も含めて二桁着順に終わったGI2戦は距離適性の面でも厳しかったと言えます。きんもくせい特別では、今回出走しているダディーズマインドディキシーナイトも降しているわけですし、あの脚がここで蘇っても全く不思議はないですよ」

小野智「そのきんもくせい特別では、コンマ3秒差の4着だったディキシーナイトですが、当時はまだ芯が入っておらず、立派な馬体を持て余し気味に走っていたもので、休み明けとはいえ動きに迫力を増して成長した今なら十分に逆転可能だと思います。実績が示すように、大型馬でも小回りコースに対応できる機動力がありますからね」

デスク「ただ、今回はスプリングSで出走権を得ながら皐月賞をパスした影響が心配されるところだが」

守屋「その皐月賞回避については“少し脚元を気にしていたのでムリをせず放牧に出した。(皐月賞を)使えば使えない状態ではなかったが、今後がある馬だしまだまだ活躍が見込めるから”と佐藤助手は話してくれました。このあたりの判断は、馬の状態を見極めてレースを使う国枝厩舎らしい選択だったと思いますね」

デスク「となると、もう脚元の心配はなくなったわけだな」

守屋「最終追いは坂路で一番時計を出しましたが、国枝師は“いいね。動きも仕上がりも言うことなし。少し馬体重が増えているかもしれないが、それは成長分と捉えてもらっていいし、重賞を勝てる器だ”と、楽しみな様子でした。ただ、まだムラっぽい走りでワンターンのコースがいいのか、小回りがいいのか、コーナー4つがベストなのか、いまだに判断がつかない部分がある馬ですけどね」

ディキシーナイト

国枝師も素質を高く買っているディキシーナイト(撮影:日刊ゲンダイ)

大江原「同じくスプリングS以来の休み明けになるヒシイグアスだけど、一息入れてここを目標にしてきたローテには好感が持てるよ。実際に、オープン馬と意欲的に併せ馬を消化して態勢は整ったと見ていいし、前走は出して行って力んでしまった分の5着で、スムーズに折り合って運べば勝つ力は十分あるぞ。開幕週の馬場なら脚質的にも有利だしな」

小島ヒシイグアスの前走については、勝ちに行く競馬で他馬のマークもキツかった中で、むしろ大バテしなかった点を陣営は評価してましたね。その前走で大きく減らした馬体は、一息入れたことで回復していますが、馬体回復に重点を置いたため、中身の方は若干重いとのこと。それも含めて本格化はまだ先になりそうですが、素質はこのメンバーでは上位ですし、現状でもアッサリのシーンがあるかもしれませんね」

伊利「僕はブレイキングドーンを見直したいです。1800mの新馬戦で、後にホープフルSで2着のアドマイヤジャスタに3馬身の差を付けて勝った馬。以降はクラシックを意識して2000m以上の距離を使ってきましたが、母アグネスサクラの3勝全てが1800mだったように、これくらいの距離がベストなのは間違いないところでしょう」

久光「折り合いに難のあるタイプだけに、先行馬が揃って展開が流れてくれそうなのも好材料でしょうね。重馬場の弥生賞3着の走りなら、道悪も味方にできるはずです」

守屋ブレイキングドーンは、わかりやすいキャラクターで、ジワジワと長くいい脚を使えるタイプ。皐月賞は相手が悪く時計も速すぎましたし、前走も展開が不向きでした。この2週の意欲的な調教の内容にも好感が持てますし、一発を狙えますよ」

加茂「押せ押せで使ってきたこともあって、中間は放牧で心身ともにリフレッシュを図った形やけど、疲れもしっかり取れて、前走時よりも動きは軽快に映ってまっせ。“今後のためにも、最低2着で賞金を加算したい”と、陣営も意気込んどるし、立ち回りひとつで重賞初制覇のチャンスも十分あるやろ」

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