横山典は独特の表現でアピールも エタリオウ復活にはハードルが…

優馬TM座談会
京都大賞典

皐月賞「22万9700円」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

2強ムードに異を唱える 本紙須藤の狙いはコレ

デスク「ここが秋の使い出しとなる一流馬が力を示すケースが多い一方で、過去を振り返ると、実績から人気を集めた馬がコロッと負けることも多いレースなんだよな」

須藤「僕の◎も休み明けなので、だから、というわけではないんですが、実績を鵜呑みにはできない性格のレースですよね。狙ったエアウィンザーは、GI馬が5頭揃った金鯱賞で3着とはいえ1番人気に推され、GIの大阪杯でも差のない5着と、昨年より一段と力を付けてきました。そのレベルも、メンバー次第ではGIに手が届くところまで来ていると思いますし、距離は未知数ですが得意の京都なら崩れることはないと見ました」

デスク「ただ、2400mは出走経験すらない距離だからな。それを承知で使ってくるんだから、陣営は大丈夫と踏んでいるんだろうが…」

目黒「夏場を休養に充てて、当初はオールカマーから復帰の予定もあったんですが、中山2200mは距離以上のスタミナも要求されるコースですから、折り合い面に不安のない点も含めて、“距離に関してはそれほど心配していない”と、辻野助手は話してました」

デスク「だったら、陣営も自信アリということか」

目黒「いえ、そのオールカマーを見送ったのは、“調教を始めてもなかなかネジが締まってこない感じで、カイバ食いも細くて、筋肉の付き方も遅かった”ためで、“2週スライドしたことでだいぶ態勢は整ったかなという印象で、過去の休み明けのレースに近い状態には持ってこられたと思います。ただ、そもそも叩き良化タイプの傾向がありますし、実戦を一度使えば、ガラッと変わりそうですが…”といった程度なんですよね」

瀬古「僕は先を見据えた仕上げの実績馬よりも、ウラヌスチャームに魅力を感じます。頭数は揃いましたが、ペースが落ち着きそうなメンバー構成で、スローの瞬発力勝負になれば、この馬のキレ味が生きるのではないかと思います。紅一点ですが、ここ2年連続で牝馬が連対しているデータも追い風ですよ」

吉田ウラヌスチャームの前走は、小回りコースで大味な競馬になりましたが、京都外回りなら持ち味を存分に発揮できるはず。相手強化とはいえ、GI馬はおらず、同じ牝馬のスマートレイアーが一昨年で見せたような立ち回りができれば、チャンスもあるんやないかと思います」

細川「厩舎得意のパターンでもありますが、早目に栗東入りして体調を整えたことで“前走以上の仕上りで臨める”とのことです。小回りよりも広いコースの方がいいことも確かな馬ですからね」

加茂「夏場に一度使っているという点では、ノーブルマーズもチャンスありでっせ。前走の小倉記念も見どころ十分の内容やったし、昨年の宝塚記念でも3着したように、体調さえ伴えば一線級相手でも互角に戦える馬。1月の日経新春杯では勝ったグローリーヴェイズより1キロ重いハンデを背負ってコンマ2秒差やったのに対し、斤量も逆転して1キロ軽い今回は勝負になってエエやろ」

中邑「僕はシルヴァンシャーの可能性に賭けます。体を増やしながら3連勝した休養前の内容には本格化が窺えましたし、特に2走前に力でねじ伏せた時の2着馬は、その後に重賞3つを含む5連勝を飾ったメールドグラースですからね。その馬を物差しにすれば、当然ここでも足りていいはずです」

那谷シルヴァンシャーは、半年ぶりになるけど軽い骨折での休養だったので、仕上りに関しての不安はないんだ。ただ、勢いのある上がり馬という評価に間違いはないんだけど、勝負どころから激しくジョッキーの手が動いて、渋太く長くいい脚を使うタイプで、いわゆる“キレるディープ産駒”ではないんだよ。直線に急坂のある阪神よりも平坦な京都の方がいいとはいえ、スローの瞬発力勝負では積極的に買いづらいところもあるんだよな」

シルヴァンシャー

条件戦3連勝からの休み明けで臨むシルヴァンシャー(撮影:日刊ゲンダイ)

瀬古「同じく半年ぶりの骨折明けになるダンビュライトも、骨折自体が軽度のモノだっただけに仕上りには不安はないですね。ただ、“いい脚を長く使える馬だから、京都記念のようなスタミナ勝負になってほしい”という音無師の希望通りの競馬にはならなさそうですからね。実績的にはマークが必要ですが…」

デスク「さっきも言ったように、ホントは実績馬の休み明けを疑いたいレースなんだけど、今年に限ってはグローリーヴェイズでしょうがないかも。天皇賞でも取らせてもらった馬だし、逆らわない方がいいだろうな」

木谷「このレースは内枠の成績が良いので、僕はノーブルマーズを狙います。ちなみに、この馬はデビューから37戦連続で高倉騎手が乗っているんですけど、調べてみるとアメリカンボス&江田照騎手がデビューから41戦連続、サハリンリッチという馬と菅谷正巳騎手のコンビがデビューから65戦連続という記録があるみたいですね。ヤフー知恵袋さんが教えてくれました」

デスク「俺がまだお前くらいの歳の時は、そういったデータ調べは全て時間をかけて手作業でやったモンだぞ。ポンと答えが出る文明の利器よりも、そっちの方が身に付くんだ」

木谷「この間もデスクが“正”の字を書きながら調べものをしていた姿を目にして、Targetあたりを使えば簡単に答えが出るのに、と思っていたんですが、あれは敢えてそうしていたんですね。けっして文明の利器を使いこなせないからではないことが、よ~くわかりましたよ」

デスク「今度見かけたら、ちょっと声をかけてくれよ」

皐月賞「22万9700円」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

皐月賞「22万9700円」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

日本ダービー特集

2024年日本ダービー特集

日本ダービーの出走予定馬、予想、単勝オッズ、結果、動画、歴代優勝馬、騎手・調教師データ、ゴール前写真、歴史などを紹介する特集ページ。『優馬本紙馬柱で振り返る日本ダービー』などオリジナルコンテンツも充実しています。

  • 出走予定馬
  • 予想オッズ
  • 騎手
  • 優先出走権
  • 賞金順
  • 次走予定
  • 動画・写真
  • 優馬本紙の馬柱
  • 短評

優馬 現3歳馬チェック

優馬 現3歳馬チェック

6月~12月に初勝利をあげた2歳馬(現3歳馬)を全頭チェック! 馬体は? 血統は? レース内容は? 総合的に判断をし、★評価をつけていきます。翌年のクラシック有力候補がきっと見つかるはず!

★5つ以上の馬を網羅。ダービー候補はこの馬!

ヒロイン候補が続出!? 牝馬の★評価。

注目勝ち上がり馬情報など毎週火曜更新。

トラックマン・記者一覧

競馬専門紙「優馬」トラックマン・記者一覧

平日はトレセンで東奔西走、週末はレース予想&馬券に全力投球。競馬専門紙「優馬」を支えるトラックマン&記者のプロフィールをご紹介します。