ゴールドシップは楽観ムード、キズナは復調手前？ 春天直前TM座談会

ここでタイトル奪取を

デスク「当然、他の馬にもチャンスは大アリと見ていいわけだな」

武井「アドマイヤデウスの前走は圧巻の内容だったと思います。後半５ハロンのラップが全て１１秒台という流れを、外を回って抜け出して、なおかつ脚色に余裕がありましたからね」

久光「時計自体も優秀でしたが、昨年の天皇賞の１～３着馬を退けたという点で大きな価値がありますよ」

加茂「母系がステイヤー血統やし、折り合いに不安もない馬やから、未知の距離でも不安はないやろ。『前走でも余力があったし、もっと走れる』と、岩田騎手も惚れ込んどるわ」

デスク「それ以上に多くの◎が並んでいるのがサウンズオブアースだな」

須藤「イスラボニータやワンアンドオンリーの近走が冴えないから、４歳牡馬のレベルも怪しまれるところだけど、秋以降急速に力を付けてきたこの馬は別じゃないかな」

庄司「菊花賞は自身も従来のレコードを大きく更新しているんだし、最近では珍しい晩成ステイヤーだと思うね」

小桧山「俺は今年の古馬の主役はトーホウジャッカルだと思っていたんだが、戦線離脱したとあれば、際どく迫ったこの馬だろ」

デスク「それでも、前走の日経賞はアドマイヤデウスに完敗した形だぞ」

広田「久々のぶん、勝負どころでの反応が鈍かったのが敗因やし、一叩きしての上昇度は陣営が思い描いていた通り。春の最大目標へ、きっちり照準を合わせてきたと見てエエやろ」

西田「直線で狭くなるロスがなければ、２着もあったはずですし、私も久々としては悪くない内容だと思いますよ」

小野智「前走は菊花賞で乗ってこの馬の強さを知っている蛯名騎手が、前でうまくフタをして仕掛けを遅らせた頭脳プレーにしてやられた形。自分の馬は来なかったんですけどね…。今回初めて乗る内田博騎手に聞いたら『栗東での追い切りが凄く良かった。乗り難しそうな面があるから、今までのレースリプレイを全部観た』と気合いが入ってました。ピチピチ度も含めてこの馬と心中します」

デスク「そうだな、智美と同じくピッチピチだな、って、俺に言わせるのかい！」