3馬身差快勝ケイティクレバーが、ダービーの先導役へ名乗り

優馬2歳馬チェック

頭脳派の逃げで後続を完封 ケイティクレバー

1/20(土) 京都10R 若駒S(OP) 芝2000m
ケイティクレバー 牡 馬体重:444kg(±0)
騎手:小林徹 厩舎:(栗) 目野
生産:社台ファーム
馬主:瀧本和義
父:ハービンジャー
母:モルトフェリーチェ(ディープインパクト)
初勝利時の評価:★★★★ 4点〔1000万クラス〕

いつも通りスタートからダッシュ良く先頭に立ち、1~2コーナーのコーナリングで後続を引き離すと、1000m通過63秒0のスローに持ち込んで勝負アリ。ラスト3Fを11秒7-11秒4-11秒7でまとめ、セーフティリードを保ったまま、3馬身差の快勝を収めた。

ケイティクレバー

若駒Sを3馬身差で逃げ切ったケイティクレバー(撮影:日刊ゲンダイ)

長所

これまで7戦中6戦、マイルGIの朝日杯FSでも逃げたように、テンのダッシュ力は魅力で、自分でペースを作れるのは大きな武器。ペースを落ち着かせることが出来れば速い上がりも繰り出せるタイプで、コーナー4つの中距離戦では警戒すべき存在だろう。

短所

11着に大敗した朝日杯FSは力関係もあったが、スローペースに持ち込めないと脆さもあるタイプ。頭数の少ないレースばかりを経験している点からも、皐月賞やダービー、及びそれらのトライアルレースとなると、厳しい戦いを強いられそうだ。

日本ダービー 想定単勝オッズ

(→)1番人気 ダノンプレミアム 3.7倍
(→)2番人気 ワグネリアン 5.3倍
(→)3番人気 オブセッション 6.4倍
(→)4番人気 タイムフライヤー 7.6倍
(→)5番人気 グレイル 11.6倍


(NEW)14番人気 ケイティクレバー 36.4倍

若駒Sを勝ったケイティクレバーは14番人気でランクイン。3馬身差は出色だが、京都2歳Sでグレイルやタイムフライヤーと対戦し負けているだけに、このぐらいの想定が妥当だろう。