またまた父ハーツクライ　好センス馬クラヴァシュドールは順調なら…

ステッキ入って楽々差し切り　クラヴァシュドール

9/7(土) 阪神5R 2歳新馬 芝1600m外
クラヴァシュドール　牝　馬体重：450kg
★★★★★★★　7点
騎手：藤岡佑　厩舎：(栗) 中内田
生産：下河辺牧場
馬主：山紫水明
父ハーツクライ
母パスオブドリームズ（Giant’s Causeway）

スタートを決めると、道中は先行勢を見るポジションで折り合う。直線で外に持ち出され、残り300ｍでステッキが入ると、素晴らしい伸び脚で楽々と差し切った。ラスト２Ｆが10秒8ー11秒2だから、自身は２Ｆ連続で10秒台をマークしている計算になる。今後が楽しみになるような勝ちっぷりで、順調ならクラシック戦線も狙える器。

上がり33秒1の末脚でデビュー戦を制したクラヴァシュドール(黄帽)（撮影：日刊ゲンダイ）

馬体診断

スッキリとした馬体で仕上がりは申し分なかった。パドックでも落ち着いて周回出来ていたし、変な癖もなさそう。脚捌きが軽く脚元の柔らかさも目立っており、切れ味勝負は望むところ。1600ｍでのデビューとなったが、馬体・フットワークから距離が延びても全く問題なし。

血統診断

母に目立った実績はないが、母父Giant’s Causewayはマイル～中距離で大活躍して欧州年度代表馬に輝いた名馬。種牡馬としてもエイシンアポロン（マイルＣＳ）を出し、日本との相性も十分。今年のハーツクライ産駒は新潟２歳Ｓを勝ったウーマンズハート（★7つ）を筆頭に、当たり年の印象もある。本馬は母父の長所がよく引き出されたタイプになりそう。

馬券の狙い目→センスが良く完成度の高い走り。コース形態や距離の長短を問わずに力を発揮できるタイプ。当然、クラシック戦線での活躍を期待。