着差以上の強さロードクエスト マイルCSでも期待できる存在

佐藤直文 レース回顧
京成杯オータムハンデ
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目標が定まって ロードクエストがマイルでGⅠ獲りへ

 前半1000m通過が58秒0と、適度に流れていたにもかかわらず、決着タイムは1分33秒0と、このレースにしては平凡だった。ただ、近年はクッション性が確保され、開幕週でも極端に高速化しなくなったのに加え、良発表でも当日の雨の影響が残った馬場。けっしてレベルが低いわけではないどころか、秋のマイル戦線を左右するほど高いレベルの決着だったと言える。

 ロードクエストは、NHKマイルカップでの豪快な追い込みのイメージも濃く、ここはどんな競馬をするのかという興味もあったが、スタートこそゆっくりめだったものの、外を回って早目にポジションを上げ、直線では馬場のド真ん中を突き抜けた。55キロのハンデも恵まれたとは言えるが、自分から動く形だったことを考えれば着差以上の強さだったものであり、秋の路線もマイルで確定したとあれば、マイルCSでも期待できる存在だ。

ロードクエスト

自分から早めに動いたロードクエストが快勝(撮影:日刊ゲンダイ)

 2着カフェブリリアントは、実にスムーズに運べて、これまた戸崎圭騎手の上手なレースぶりが光っていたが、口向きの悪さなどを矯正馬具に頼っていた春とは違って、この中間はその必要もなく調整できたとのことで、厩舎の修正能力の高さもさすがと言えた。久々も走るタイプだったとはいえ、この状態を維持できれば、牡馬相手でもまだまだやれる。

 3着ダノンプラチナは、マイナス18キロの馬体重でも細くは見せず、おそらくこのくらいがベストなのだろう。勝負どころでは、手応えでも勝ち馬とは歴然の差があったが、7ヶ月ぶりに加えて58キロを背負っていたことを考えれば、上々の内容。次につながる一戦だと言える。

 4着ダイワリベラルは、これまで中山では11戦して最低着順が4着、という実績通りの走り。ただ、思ったほどのポジションが取れず、直線でも前が壁になりながら、馬群を割って伸びる勝負根性が光った。

 4着同着のクラリティスカイは、掲示板に載ること自体、昨年のNHKマイルC勝ち以来となったが、重いハンデを背負っていることを考えれば、確実に復調の歩みは進めていると言える。

 ダノンリバティには、積極策を結果を出した前走のような競馬を期待したのだが、外枠のせいもあったか前半が消極的な競馬になってしまった。キレるタイプではないので早目に動いて出たが、直線ではサッパリで、前走の反動も出たと言えるか。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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