余裕のレコードで牡馬を完封 ハーツ産駒リスグラシューに★7つ

優馬2歳馬チェック

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長い脚は距離延長も歓迎 リスグラシュー

9/10(土) 阪神2R 2歳未勝利 芝1800m外
リスグラシュー 牝 馬体重:432kg(±0)
★★★★★★★ 7点〔GIIIクラス〕
騎手:中谷 厩舎:(栗) 矢作
生産: ノーザンファーム
馬主: キャロットファーム
父:ハーツクライ
母:リリサイド(American Post)

控える競馬で差し届かなかった初戦とは一転、今回は好位を取りに行く競馬を選択。折り合い面に不安はなく、終始手応えの良いまま追走し、直線入口では持ったまま先頭へ。そのまま軽く促されると後続を突き放してレコード勝ち。勝ち時計は1分46秒2。同日の3歳上1000万が1分45秒8、翌日1600万が1分46秒3、翌日500万が1分45秒7。牡馬相手の勝ち上がりということも加味すると、重賞でも上位争いに。

リスグラシュー

余裕の手応えで抜け出した牝馬リスグラシューがレコード勝ち(撮影:日刊ゲンダイ)

馬体診断

やや小柄な牝馬で、トモの辺りなどはまだ線の細さが目立つ。ハーツクライ牝馬にはよく見られる傾向だが、現時点でこれだけ走れているというのは素質の証左。ただし、胸前の発達は進んでおり、力強さを感じさせる脚捌き。脚長でゆったりとしたストライドから、距離延長も歓迎。

血統診断

母は仏で5勝。母の父American Postは日本では馴染みの薄い名前だが、2~3歳時にGI3勝を含む6連勝をマークし英ダービーでは6着。その父Beringは仏ダービー馬で、凱旋門賞ではダンシングブレーヴの2着に入っていた馬。潜在的にはステイヤー色の強い血統。本馬の兄2頭は短い距離で走っているが、父がハーツクライに替わったことで距離適性もシフトしてきそう。

馬券の狙い目→中距離路線が主戦場で、目標はオークス。機動力があり、忘れな草賞(阪神内回り2000m)のような条件でも。

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6月~12月に初勝利をあげた2歳馬(現3歳馬)を全頭チェック! 馬体は? 血統は? レース内容は? 総合的に判断をし、★評価をつけていきます。翌年のクラシック有力候補がきっと見つかるはず!

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