ワグネリアンの全弟を撃破 サトノウィザードに★7つ

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加速ラップを差し切り勝ち サトノウィザード

10/14(日) 京都5R 2歳新馬 芝2000m
サトノウィザード 牡 馬体重:482kg
★★★★★★★ 7点
騎手:ルメール 厩舎:(栗) 松田国
生産:下河辺牧場
馬主:サトミホースカンパニー
父:ロードカナロア
母:ブロードストリート(アグネスタキオン)

発馬自体は周りとそん色なかったが、道中は実質最後方からの競馬。3角手前から早々に鞍上の手が動いいたものの、やや反応は鈍かった。それでも徐々に加速していくと、直線は豪快な末脚で、ダービー馬ワグネリアンの全弟カントルが逃げ粘るところを差し切った。レースのラスト3Fが11秒4ー11秒3ー11秒1と加速ラップで、自身の上がり3Fは33秒3。能力は相当なモノがある。

サトノウィザード

ダービー馬の弟カントル(白帽)を差し切ったサトノウィザード(青帽)(撮影:日刊ゲンダイ)


馬体診断

トモの造りなど、幅のあるシルエットはロードカナロア産駒らしさが出ており、成長の余地を残しながらも仕上がりは良かった。ただ、パドックでは少し幼さを覗かせており、実戦でも反応の鈍さや先頭に立った所で気を抜く素振りを見せるなど、課題はある。体型的に距離は延びても対応できそう。とにかくレースを覚えて力を出し切れるかが鍵になる。

血統診断

母ブロードストリートはオークスで4着の後、ローズSを勝ち、秋華賞でも2着に好走。ローズS以降の勝利はないが、重賞戦線で息の長い活躍を見せた。母系はマイル色の強い血統構成であり、父ロードカナロアも三冠牝馬アーモンドアイを除けばマイルでの活躍馬が多い。本馬がその例外かどうかは、もう少し判断を待ちたい。

馬券の狙い目→現状では前半にゆったり運べる条件が理想。東京コースや京都・阪神の外回りコースで距離は1800m以上が理想だろう。ポテンシャルは重賞級。

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