同着決着のノーワンとプールヴィル 桜花賞では「少し厳しい」

佐藤直文 レース回顧
フィリーズレビュー
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内外、相譲らず ノーワン&プールヴィル

 重賞勝ち馬が不在の小粒な組み合わせ。過去10年の桜花賞で、ここをステップに連対を果たしたのは一昨年のレーヌミノルのみだが、その年のフィリーズレビューはレースレコード決着が示すようにメンバーのレベルが高かったもの。今年のレベルでは、少し厳しいかと思える。

 2010年のオークス以来となる重賞での1着同着だったが、見た目に勝っていたと思えたのはノーワンの方。スタートこそ一息だったが、すぐに挽回して中団のインでスムーズな走り。渋った馬場への適性も示したと言えるが、直線で馬群がバラけたことにより、インから間を割って鋭く伸びた形だ。その際に他馬の走行を妨害したことにより、坂井騎手は2日間の騎乗停止という制裁を受けたが、勝利への貪欲な姿勢が窺える騎乗だったように思う。

ノーワン、プールヴィル

内ノーワン(白帽)、外プールヴィル(赤帽)が同時にゴールへ入線(撮影:日刊ゲンダイ)

 プールヴィルは、直線で前が壁になるシーンがあったが、外へ持ち出されてからはよく伸びていた。今回も含めて良積が1400mに集中している馬だが、マイルでも全く問題はなく、本番で僅かな可能性があるとすれば、こちらの方か。

 3着ジュランビルは、好位から直線でも最後まで渋太く脚を伸ばしたもの。おそらく距離は1400mがベストの馬だろう。

 4着イベリスは、3着馬と終始馬体を併せる形での流れ込み。直線で一旦は抜け出すかのシーンもあり、見せ場は十分にあった。

 5着メイショウケイメイは、楽に好位を追走していたが、直線では手応えほどの伸びがなかった。現状ではスピードで押す競馬の方がいいのかもしれない。

 アウィルアウェイは、揉まれることを嫌ってかスタートから出して行っての2番手追走だったが、やはり脚を溜めてこその馬だろう。キュールエサクラは、出遅れもあったが、今日のような馬場は良くないか。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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