63秒9? サラキアの逃げ? 驚きの展開の中、工夫実ったレイエンダ

佐藤直文 レース回顧
エプソムカップ
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雨中の切れ味勝負で重賞初V レイエンダ

 前半1000mが63秒9という遅い流れで、サラキアが逃げる展開にはビックリさせられた。降雨の影響で稍重の馬場状態ながら、レースの上がり3ハロンは32秒9と、結果的には瞬発力の問われる一戦となった。

 レイエンダは、その緩い流れの中で2番手につけられたことが勝因。これまでスタートはそれほど良くなかったが、今回の形で速い上がりにも対応できたのは収穫だろう。気性的に難しい所があり、小さめのチークピーシズを着用した陣営の工夫も実った形。気になる今後だが、夏場は休養に充て、10月の毎日王冠から始動するとのこと。レイデオロとの兄弟対決が実現する可能性もあるだろう。

レイエンダ

2番手から直線逃げるサラキアを捉えたレイエンダ(緑帽)が重賞初制覇(撮影:日刊ゲンダイ)

 2着サラキアは、スローの逃げとなって展開に恵まれたとはいえ、冬場に比べると見違えるような毛ヅヤで状態の良さが目立っていた。暖かい時期の方が良いタイプで、この夏、ひと暴れして欲しいところだ。

 3着ソーグリッタリングは、勝負に行かなかった分の差だろう。ダービージョッキーには敬意を払いたいが、今日の展開を考えると、どこかで勝負に行っていれば、結果はまた違ったものになっていたとも考えられる。

 6着プロディガルサンは、追って一息だったことを考えると道悪適性に疑問符が付く。持ったままの絶好の手応えで直線に向いたが、全く伸びなかった。そうなると敗因は馬場に求めたくなる。

 ミッキースワローは、道悪もそれほど良くないタイプだが、前半行かせようとするとハミを噛むだけに、どうしても後方からの競馬になってしまう。今日のような緩い流れではお手上げ。ダノンキングダムはプロディガルサン同様、道悪が敗因か。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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