禁止薬物問題で淋しい一戦 タイムもレベルも平凡極まりなく…

佐藤直文 レース回顧
函館スプリントS
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

嬉しい重賞初制覇 カイザーメランジェ

 前代未聞の予期せぬアクシデントにより、7頭立ての少頭数に。禁止薬物問題への対処の是非はともかくとして、重賞としてはかなり淋しいメンバー構成となったことは否めない。レース直前の雨の影響もあったとはいえ、時計的にも通常の重賞レベルには達していない一戦だった。

 カイザーメランジェは、前半3ハロンが34秒1という楽な逃げ。そう速い上がりは使えない時計のかかる馬場で、これだけのペースで逃げることができたのなら、オープン特別でソコソコの実績を残していた馬の逃げ切りも何ら不思議ではない結果だ。ただ、あくまで走破タイムなどの数字は平凡極まりなく、今後も重賞ではよほど恵まれないと厳しいだろう。

 2着アスターペガサスは、今日の楽なペースを2番手で運びながら、勝ち馬に並びかけるどころか、先に手応えが怪しくなってしまったもの。その手応えの割りには何とか2着を守れたのも、他馬より軽い斤量だった分であり、さほど評価のできる内容ではなかった。

 3着タワーオブロンドンは、今日のペースなら初の1200mでも追走に苦労する馬ではないはずだが、少しジックリ構え過ぎてしまったか。直線ではそれなりの脚を見せたが、58キロの斤量もあって、突き抜けるまでには至らなかった。

 4着ダイメイフジは、ベストの走りができさえすれば足りていいメンバー構成だったが、初の洋芝、しかも渋った馬場は一息の馬なのだろう。

 5着ペイシャフェリシタは、逆にこういう馬場は得意だったはずだが、直線で全く反応せず、期待外れの内容だった。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

優馬2歳馬&3歳馬チェック

優馬2歳馬&3歳馬チェック

6月~12月は、初勝利をあげた2歳馬を全頭チェック! 年明けからは、クラシックを目指す3歳馬の戦いを毎週追いかけます。

★5つ以上の馬を網羅。ダービー候補はこの馬!

来春のヒロイン候補が続出!? 牝馬の★評価。

注目勝ち上がり馬情報など毎週火曜更新。

GI限定 1万円馬券勝負

GI限定 優馬トラックマン 1万円馬券勝負

優馬TM陣がGIの大舞台で馬券勝負。1レース1万円を元手とした「ガチ買い目」を、レース前日土曜に記事として公開しています。年間回収率TOPの座につくTMは果たして!?

トラックマン・記者一覧

競馬専門紙「優馬」トラックマン・記者一覧

平日はトレセンで東奔西走、週末はレース予想&馬券に全力投球。競馬専門紙「優馬」を支えるトラックマン&記者のプロフィールをご紹介します。

優馬@ソーシャル