父がディープからキズナに替わり…　２戦目Ｖビアンフェの★評価

キズナ産駒はデキが良い！　ビアンフェ

6/30(日) 函館1R 2歳未勝利 芝1200m
ビアンフェ　牡　馬体重：506kg(+4)
★★★★★　5点
騎手：藤岡佑　厩舎：(栗) 中竹
生産：ノースヒルズ
馬主：前田幸貴
父キズナ
母ルシュクル（サクラバクシンオー）

初戦は出遅れたが、今回は好スタート。押して出して行って先手を主張。４角でタメを利かせたタイミングで２着馬に並ばれたが、直線入口でスッと突き放す。ゴール前でもう一度詰め寄られたもののハナ差で何とか押し切った。勝ち時計の1分10秒0は同日の3歳未勝利より速く、古馬２勝クラスが1分9秒5だったことを考えると評価できる。

馬体診断

初戦時から中１週でプラス４キロ。比較すると少しパンと中身が詰まった印象もあるが、全体的にはまだまだ緩さや幼さの残る馬体。ただ、500キロ超の馬体重が示すように、ボリューム感は十分。前後が詰まり気味で体型的にはややスプリンター色は強いか。レースぶりを見ても、一瞬のキレを生かすタイプだろう。

血統診断

母ルシュクルは全３勝を洋芝の函館・札幌の芝1200ｍでマーク。本馬の半姉ブランボヌールも洋芝巧者で函館２歳Ｓ、キーンランドＣと重賞２勝。父ディープインパクトの半姉から、本馬は父がそのディープインパクト産駒のキズナに替わり、よりパワーやキレが強調された形。距離は母系を考えると1600ｍまでか。

馬券の狙い目→洋芝適性は高いが、良馬場の方が良いタイプか。やはり短距離でこその１頭で、函館２歳Ｓ（函館芝1200ｍ）でも上位争いが可能。