早くも★８つ牝馬が誕生！ クロフネ産駒のアエロリット

決め手・センス・完成度　どれをとっても◎　アエロリット

6/19(日) 東京6R 2歳新馬 芝1400m
アエロリット　牝　馬体重：476kg
★★★★★★★★　8点〔ＧIIクラス〕
騎手：横山典　厩舎：(美) 菊沢
生産： ノーザンファーム
馬主： サンデーレーシング
父クロフネ
母アステリックス（ネオユニヴァース）

スタート、二の脚ともに速かったが、先手を主張する内の馬にハナは譲り、自身は２番手をマイペースに追走。直線入口では持ったままで前に並びかけ残り400ｍ地点から軽く仕掛けられるとアッサリと勝負アリ。２着馬が迫ってきていたが、余力も感じさせる内容で、ラスト３Ｆのラップは11秒3－11秒2－11秒2。今後が楽しみな１頭だ。

センス抜群の走りでデビュー戦を制したアエロリット(右黒帽)（撮影：日刊ゲンダイ）

馬体診断

この時期の牝馬にしては馬格がありボリューム感は十分。しっかりと仕上がってはいたが、まだ良化・成長の余地を残しており、ありがちな早熟牝馬ではないだろう。少し胴が詰まり気味には映るが、走らせてみるとトビの大きいフォーム。父や母父から受け継いだ部分も大きいが、前後肢と胴の柔軟性があるからこそ。距離は延びても問題はなさそう。

血統診断

母は故障のため１戦０勝で繁殖入り。ただ、血統は素晴らしく、祖母アイルドフランスは米仏の芝で重賞２勝、ＧIのマルセルブサック賞でも２着がある。さらにその母ステラマドリッドは米ダートGIを４勝の名牝、その次の４代母My　Julietは米で重賞６勝を含む合計24勝という母系を持つ。本馬のいとこにはミッキーアイル（NHKマイルＣ）がいる。芝の短距離から中距離までこなせるタイプ。

馬券の狙い目→マイル戦もＯＫ。アルテミスＳが最大の狙い目だが、センスが良く中山や阪神のマイル戦でも狙える。