焦点はキズナの相手探し? GI馬6頭が集結した大阪杯

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昨年は同世代のクラシックウィナー達の揃い踏みで注目を集めた大阪杯。連覇を目指すキズナを筆頭に、今年も錚々たるメンバーが揃った。そして実力伯仲のマイル重賞、ダービー卿CTも徹底分析!

重賞データ攻略

大阪杯

 まず第一に考えたいのが、キズナも含め6頭いるGI馬の取捨選択。過去10年間でGI馬は〔5.1.8.17〕という成績。そのうち、3ヵ月以上の休み明けだった馬は〔4.1.6.11〕となる。勝った馬は昨年のキズナ、そしてオルフェーヴル・ダイワスカーレット・メイショウサムソンといった名馬達。その他のGI馬に3着が多いことを考えると、あくまで大阪杯は「試走」の意味合いが強く、勝ち切るのは上記のような年度代表馬クラスの馬に限られる。

 さて、問題のキズナだが、この大阪杯では1番人気が〔5.2.2.1〕と信頼性は抜群。また、阪神芝2000mでディープインパクト産駒が1番人気に支持された場合、〔16.2.6.7〕で勝率は51.6%、3着内率は77.4%にもなる。これでは流石に逆らいづらいだろう。

 では相手候補探しとなると、非GI勝ち馬に目を向けたい。非GI勝ち馬は過去10年で〔5.9.2.68〕と勝ち馬の半数を占めているが、2着馬のほぼ全てがこの組から出ていることにも注目。馬券対象になった16頭のうち14頭に共通するのが、近5走以内に中央のGII以上で5着以内があること。今回、これをクリアした非GI勝ち馬はエアソミュール、キングズオブザサン、タガノグランパの3頭。

結論

キズナ
エアソミュール
キングズオブザサン
タガノグランパ