アルミューテンが逃走デビュー 祖母は桜花賞馬プリモディーネ

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優れた瞬発力で後続を置き去り アルミューテン

9/17(土) 中山5R 2歳新馬 芝1800m
アルミューテン 牝 馬体重:476kg
★★★★★ 5点〔1600万クラス〕
騎手:勝浦 厩舎:(美) 南田
生産:サンシャイン牧場
馬主:伊達敏明
父:スクリーンヒーロー
母:デラセーラ(Maria’s Mon)

外から先手をうかがう馬を制してハナへ。1000m通過が65秒4という楽なペースに持ち込み、3角辺りから後続の圧力を受けるが、手応えは楽なまま。中山の芝は状態が良く、急坂でもラップが落ちないケースも多いが、ラスト2Fを11秒7-11秒3なら上々。折り合いに難はなく、控える競馬でも対応できるだろうし、父の産駒らしい瞬発力もある。

アルミューテン

3馬身差の逃げ切りでデビュー戦を制したアルミューテン(撮影:日刊ゲンダイ)

馬体診断

パドックで見た馬体は全体的に緩さを感じさせるものだったが、追切りでは格上古馬に先着してるように中身の仕上がりは良かったのだろう。腹袋、腹回りを大きく見せるのは父ロベルト系の特徴でもある。バランス自体は悪くなく、マイル~2000mくらいが丁度良い。後肢の入りがキツめなので柔らかめな馬場や坂のある条件の方が向く。

血統診断

母は未勝利に終わったが、祖母プリモディーネはトゥザヴィクトリーやフサイチエアデールなどと同世代の桜花賞馬。引退後は渡米して繁殖を行っていたがこれといった実績は残せなかった。母の父Maria’s Monはアメリカの2歳チャンピオン。種牡馬としては2頭のケンタッキーダービー馬を輩出するなどの実績がある。ダートのトップ種牡馬アフリートから出た桜花賞馬の祖母という意外性が父スクリーンヒーローとマッチする可能性も。

馬券の狙い目→立ち回りの巧さと瞬発力が必要とされるオークストライアル、スイートピーSやフローラSに出てくるようなら面白い。

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