クラシック◎血統 オークス馬の長男坊エリンソードに★6つ

優馬2歳馬チェック

距離延長で頭角 エリンソード

9/17(土) 阪神2R 2歳未勝利 芝2000m
エリンソード 牡 馬体重:432kg
★★★★★★ 6点〔OPクラス〕
騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗) 笹田
生産: 社台ファーム
馬主: 社台レースホース
父:ルーラーシップ
母:エリンコート(デュランダル)

スタート自体は悪くなかったが、出脚がつかずに後方から。逃げ馬が大逃げを打つ展開で、向正面の早い段階から鞍上の手が動いていたが、外を回って4角では射程圏内まで追い上げてきた。直線の坂でも力強く伸び、アッサリと抜け出して快勝。ややズブさもあるようで1400mの初戦は距離も短かった。オークス馬の母と同様、距離延長でキッカケを掴み今後に弾みをつけた。

エリンソード

2000mの距離で素質を開花させたエリンソード(橙帽)(撮影:日刊ゲンダイ)

馬体診断

母の初仔ということもあってか、432キロと馬体のサイズは牡馬にしては小ぶり。まだまだ成長の余地も残しているが、柔らかい身のこなしや長さのある繋から、長目の距離への対応力は十分にありそう。本質的には瞬発力もあるタイプで、ズブさを見せるのは気性的な問題だろうか。

血統診断

母はオークス馬で近親にも活躍馬が数多くいる血統。近いところでは従兄弟にミュゼエイリアン(毎日杯)がいて、牝系を辿るとBCターフ連覇のコンデュイットや、フサイチコンコルド&アンライバルドなどもこの一族。この血統の魅力はクラシック向きの距離適性と成長力で伸びしろがあること。2400m超の距離でじっくり見守っていきたい。

馬券の狙い目→年が明ければ2400m級の条件戦も多い。500万特別の梅花賞(京都芝2400m)やゆきやなぎ賞(阪神2400m)が脚質的にもピッタリ。