“ダービーポジション”から完勝 ドゥラメンテとM.デムーロが二冠達成

【佐藤直文 先週のレース回顧】
単勝1.9倍の支持に応えて2冠を達成したドゥラメンテ。父キングカメハメハが2004年にマークしたレースレコードを、コンマ1秒更新するオマケ付きであった。

佐藤直文 レース回顧
日本ダービー目黒記念
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ダービーポジションから ドゥラメンテが完勝 【日本ダービー】

 特に大きな出遅れもない一斉スタートで、外からキタサンブラックが行く気を見せたが、それを制してハナへ立ったのが横山典騎手のミュゼエイリアン。前半1000m通過は58秒8と、最近10年では最も速いラップで、各馬が力を発揮できる流れであった。

 ドゥラメンテは、スタートを普通に切って、中団よりも前目のいわゆる“ダービーポジション”。序盤こそ少し掛かり気味であったが、前に馬を置いてスムーズに折り合えていた。直線を向いてデムーロ騎手がゴーサインを出すと、残り300mの地点で早くも先頭に。この僅か1ハロンの脚が凄かった。早目に抜け出した分、今回は上がり最速とはならなかったが、誰が見ても“一番強い”と納得できる完勝だったように思う。

 2着サトノラーゼンは、道中はドゥラメンテを内からマークする形で運び、直線でも岩田騎手が懸命に馬体を併せに行って脚を伸ばした。好枠も味方したと言えるが、3着馬の猛追を凌ぎ切ったあたり、実力も十分に示したものだ。

 3着サトノクラウンは、後方から折り合いを重視し、自分の競馬に徹したことが、終いの伸びに繋がった。ただ、まだ完成途上の感があり、これから強くなる馬だろう。

 4着リアルスティールは、ドゥラメンテを見る形で運びたかったのだろうが、それにしても下げ過ぎだったように思える。1馬身差まで詰めた直線入り口で、あっという間にドゥラメンテに突き放されたように、瞬発力の差は歴然としていた印象。勝ちに行くのなら、前で運ぶべきだったのではないだろうか。

日本ダービーのパドックを周回するドゥラメンテ

日本ダービーのパドックを周回するドゥラメンテ

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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