重戦車ロジチャリスが初重賞V 地力強化でマイル戦線に名乗り

佐藤直文 レース回顧
ダービー卿CT
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安田記念でもマークが必要 ロジチャリス

 土曜の中山芝は終日稍重発表の馬場だったが、ダートが不良発表だったことを考えても、重に近い道悪だった。実際に、1分34秒7の決着タイムも同じ馬場状態だった3年前とほとんど変わらず、上位人気馬が掲示板を確保したという点でも、けっしてレベルが低い一戦ではなかったように思える。

 ロジチャリスは、これまでの差す形とは一転しての先行策。直線では外から来た2着馬に馬体を併せていって、一旦は前に出られたものの、坂を上がってからはグイと伸びて抜け出した。大トビで東京コース向きの印象も強かった馬だが、今日のような競馬でノビノビ走れたことは確かで、馬場や枠順も良かったと言える。確かな地力強化も示したことで、得意の舞台となる安田記念でもマークが必要だろう。

ロジチャリス

内田騎手の叱咤に応えたロジチャリス(黒帽)が初重賞制覇(撮影:日刊ゲンダイ)

 2着キャンベルジュニアは、同じ1番人気でもハナへ行って惨敗した昨年とは違い、絶好位で運ぶ大人の競馬。4コーナーでの手応えは、楽勝まであるかと思わせたが、残り1ハロンから伸び切れなかった。無理をさせない厩舎が中1週でゴーサインを出したのなら、状態の問題とは言えない。期待もしていただけに、ここまでの馬なのかとは思いたくないが、今日のところは馬場が応えたと見るべきか。

 3着グランシルクは、結果的に前残りの決着となった中で、よく追い上げたもの。ここ数戦と同じく、馬群の中で厳しい競馬を強いられながらも成長を示しており、今日の内容は褒めていい。道悪上手が多いステイゴールド産駒ではあるが、これも馬場にキレ味を削がれたと言えるだけに、良馬場であったなら差し切りまであったろう。

 4着マイネルアウラートは、道中は外目を回りながらも2着馬をマークする形でスムーズに運べていた。こういう馬場も合い、最後まで渋太く脚を伸ばしたが、最後はハンデ差も響いたか。

 5着ダイワリベラルは、ハナへ行った前走とは違って本来のポジションで運んだが、最後は決め手の差が出たか。ただ、上位との差も僅かだったものであり、重賞でもどこかでチャンスがありそうだ。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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