オークスのポイントは「桜花賞での人気」 データ班の◎は…
3歳牝馬の頂点を決めるオークス。再び桜花賞組がその強さを示すか、それとも別路線組が波乱を巻き起こすか…。2400mという未知の距離に挑む乙女達の戦いをデータで徹底分析。
基本はやはり桜花賞組
過去10年のオークスを馬連配当で見ると、2000円以下が7回。その他の3回はすべて馬連万馬券となっており、両極端な傾向にある。どちらにせよ桜花賞組の検討こそが的中への最短ルートであることに変わりはないが…。
前走レース別成績(過去10年)
桜花賞〔8.5.4.64〕
忘れな草賞〔2.0.0.9〕
フローラS〔1.4.4.32〕
スイートピーS〔0.0.1.24〕
皐月賞〔0.0.1.0〕
次に、桜花賞組について詳しく見ていこう。
桜花賞組の前走着順別成績(過去10年)
1着〔3.1.1.3〕
2着〔1.3.2.2〕
3着〔1.0.1.7〕
4~5着〔1.0.0.11〕
6~9着〔1.1.0.16〕
10着以下〔1.0.0.25〕
桜花賞組の前走人気別成績(過去10年)
1番人気〔3.2.1.1〕
2番人気〔2.1.0.5〕
3番人気〔0.0.0.7〕
4~5番人気〔2.1.1.9〕
6~9番人気〔1.0.1.19〕
10番人気以下〔0.1.1.23〕
さて、最も重要なポイントと言っていいのが桜花賞馬レーヌミノルの取捨。桜花賞1着馬のオークス成績自体は悪くないが、桜花賞を6番人気以下の人気薄で制した馬は平成以降まで遡っても〔0.2.2.2〕。1着で、とは考えづらい。距離が不安視されているが、ダイワメジャー産駒自体の芝2400m成績は〔11.0.5.45〕だから、イメージよりも悪くはない。よって押さえには入れておくべきだろう。
上に挙げたデータで最も目立つのは、桜花賞で1番人気だった馬の成績。過去10年で7頭中5頭が連対を果たしており、ここはソウルスターリングに改めて期待する手。前年の阪神JF勝ち馬がオークスに出走してきた場合、過去10年で〔3.0.0.1〕。唯一、馬券を外した2013年7番人気9着のローブティサージュは年明け2戦を5、9着と敗退していた馬。ここで桜の雪辱を。
先行型の脚質は割引き?
次に、桜花賞組以外も含めて相手探しといきたい。
オークス好走馬のポイント(過去10年)
- 1~3着馬30頭中25頭には重賞連対実績
- 1~3着馬30頭中24頭には牡馬相手に勝利経験
- 前走4角3番手以内の馬が〔1.0.2.38〕
- 前走4角7番手以下の馬が〔9.5.5.78〕
- 上がり3F1位をマークした馬が〔6.3.3.1〕
実績面で言うと重賞連対実績は欲しいところだが、OP連対実績まで広げると1~3着馬の30頭中28頭になり、ここまでが最低ライン。また、前走で先行していた馬が3頭馬券に絡んでいるが、そのうち2頭は本番で差しにまわっていた馬。オークス本番で4角3番手以内を走っていた馬は過去10年で〔0.1.1.34〕だから、とにかく差し・追い込み馬が優勢。
桜花賞組からはリスグラシューが相手筆頭。桜花賞連対馬は過去10年で〔4.4.3.5〕と半数が連に絡んでおり、無視はできない。その一方、桜花賞で2番人気12着に終わったアドマイヤミヤビも侮れない存在。メンバーの中で唯一、東京コースで2勝を挙げており、百日草特別勝ち→桜花賞を人気で敗退、というパターンは一昨年2着のルージュバックと同じ。
桜花賞組以外で馬券に絡んだ馬は13頭いるが、そのステップはフローラS・忘れな草賞・スイートピーS・皐月賞の4つ。13頭中11頭が前走3着以内、13頭中10頭が前走3番人気以内ということを考えると、ハローユニコーン、ブラックスビーチ、フローレスマジックの3頭が浮上。このうち、牡馬相手に勝利経験があったのはハローユニコーンだけ。点数を絞るならここまでだろう。
結論
◎ソウルスターリング
○リスグラシュー
▲アドマイヤミヤビ
△レーヌミノル
△ハローユニコーン
菅TM
11/17(日)福島3R
払戻金 38万4900円
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小野智TM
11/17(日)東京2R
払戻金 28万7300円
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土屋(競友)
みやこS(GIII)
払戻金 37万2300円
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三代川(編集)
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
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