地方馬2頭も参戦、札幌2歳S 人気ロックディスタウンのデータ評価は…

重賞データ攻略
札幌2歳S

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 夏の札幌開催もいよいよ最終週。多くの素質馬がデビューしてきたが、その集大成を飾るのがこの札幌2歳S。来年のクラシックを見据えた戦いは既に始まっている…。

新馬勝ち直後の馬が中心

 クラシック二冠馬ゴールドシップやダービー馬ロジユニヴァースなど、活躍馬を多数輩出してきたレース。2012年からは施行時期が1ヵ月繰り上がったこともあり、臨戦過程にも変化が出てきている。

前走レース別成績(過去5年)
新馬〔4.2.4.32〕
未勝利〔0.0.0.6〕
OP特別〔1.3.1.13〕
GIII〔0.0.0.3〕

 一目瞭然だが、とにかく中心は新馬勝ち直後の馬。また、キャリア2戦以上となると、前走・OP特別組以外は望み薄と言わざるを得ない。次に新馬組を掘り下げてみよう。

新馬組の前走着差別成績(過去5年)
0.0秒差〔0.0.1.6〕
0.1~0.2秒差〔2.1.2.15〕
0.3~0.5秒差〔2.1.1.6〕

新馬組の前走人気別成績(過去5年)
前走1番人気〔2.2.3.14〕
前走2番人気〔0.0.0.2〕
前走3番人気〔2.0.1.2〕
前走4番人気以下〔0.0.0.14〕

新馬組の前走コース別成績(過去5年)
札幌芝1800m〔1.1.2.9〕
函館芝1800m〔1.0.1.8〕
阪神芝1600m外〔1.0.0.1〕
東京芝1600m〔1.0.0.0〕
福島芝1800m〔0.1.1.2〕

 新馬戦組のポイントは「1600m~1800mでデビュー」「前走3番人気以内」「0.1秒差以上の着差で勝利」の3つ。とはいえ、今年は前走・新馬勝ち組の4頭全てがこれをクリア。

クリノクーニング 前走・函館芝1800m 2番人気1着(0.2秒差)
コスモインザハート 前走・阪神芝1600m外 3番人気1着(0.1秒差)
シスターフラッグ 前走・函館芝1800m 3番人気1着(0.1秒差)
ロックディスタウン 前走・新潟芝1800m外 1番人気1着(0.1秒差)

 上記の中でも、軸に据えるならロックディスタウン。鞍上のルメールJは今年の2歳戦で〔11.8.4.8〕、勝率35.5%・連対率61.3%・複勝率74.2%と極めて優秀な成績。札幌のリーディング争いでも〔18.15.12.30〕で連対率は44.0%、もちろんトップを独走中。混戦だけに最後はジョッキーの腕が頼りになる。

ロックディスタウン

前走に続きルメールが手綱を取るロックディスタウン(撮影:日刊ゲンダイ)

今年も地方馬に要注意

 前走でOP特別を走っていたのは以下の3頭。

ミスマンマミーア 前走・コスモス賞 7番人気2着(0.0秒差)
ヴィオトポス 前走・コスモス賞 2番人気4着(1.1秒差)
ダブルシャープ 前走・クローバー賞 6番人気1着(0.1秒差)

 過去10年まで振り返ると、前走でOP特別を走っていた馬は11頭が馬券に絡んでいるが、そのうち9頭までが前走3着以内。また、ミスマンマミーアダブルシャープは地方所属馬だが、こちらは過去10年で〔1.1.1.3〕と半数が馬券に絡んでいる。地方馬は函館2歳S・コスモス賞・クローバー賞で2着以内に入らないと出走できないため、必然的に好走率も上がるのだろう。この2頭も押さえておきたい。

結論

◎ロックディスタウン
△クリノクーニング
△コスモインザハート
△シスターフラッグ
△ミスマンマミーア
△ダブルシャープ

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