皐月賞馬アルアインの信頼度を分析! データ班の印は…

重賞データ攻略
セントライト記念

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 皐月賞馬アルアインが再び中山の地に帰ってきた。3着までに菊花賞への優先出走権が与えられるトライアル、セントライト記念。夏の上がり馬達が下克上を狙うが…。

中心はダービー組で間違いない

 一昨年の勝ち馬キタサンブラックが菊花賞を制覇、3年前の勝ち馬イスラボニータが続き天皇賞(秋)で僅差の3着と、近年は重要度が増してきている菊花賞トライアル・セントライト記念。基本的な構図はダービー組と夏に力を付けてきた馬達の戦いである。

前走レース別成績(過去10年)
ダービー〔6.4.3.15〕
ラジオNIKKEI賞〔2.1.2.17〕
500万〔1.0.2.40〕
1000万〔1.4.1.34〕
OP特別〔0.0.0.13〕

 過去10年でダービー出走馬が馬券に絡まなかったのは2013年(最先着馬はダービー5番人気13着のヒラボクディープ)と、2010年(最先着馬はダービー12番人気4着のゲシュタルト)の2回だけ。その前走・ダービー組の詳細は以下の通り。

ダービー組の前走着順別成績(過去10年)
前走5着以内〔4.1.1.4〕
前走6~9着〔0.1.1.6〕
前走10着以下〔2.2.1.5〕

ダービー組の前走人気別成績(過去10年)
前走1番人気〔2.0.0.0〕
前走2番人気〔0.1.1.0〕
前走3~5番人気〔1.0.0.2〕
前走6~9番人気〔2.2.0.6〕
前走10番人気〔1.1.2.7〕

 ダービー惨敗組の巻き返しも多いのが特徴。とはいえ馬券に絡んだ13頭のうち11頭までが重賞ウイナー。そう考えると、ダービー5着の皐月賞馬アルアインが軸、クリンチャーは押さえに、というのが妥当な狙いか。

 アルアインの不安要素といえば、池江寿厩舎は当レースを積極的に使う傾向にあるが、〔0.1.0.4〕と一息なこと。2014年2番人気2着のトゥザワールド以外はすべて人気以下の着順に終わっている。また、ダービー組では鞍上が継続騎乗だった馬が〔5.4.3.9〕に対して、乗り替りだった馬が〔1.0.0.6〕。とはいえ、手薄なメンバー構成に加えてルメールJの手綱なら杞憂に終わるかも。

アルアイン

ここでは負けられない皐月賞馬のアルアイン(撮影:日刊ゲンダイ)

距離実績を重要視

 アルアインの対抗馬と目されていたラジオNIKKEI賞の勝ち馬セダブリランテスが急遽回避。そうなると連下混戦といったムードだが…。そのラジオNIIKEI賞で1番人気に支持されたサトノクロニクル(6着)だが、そもそもラジオNIKKEI賞で3着以下に敗れていた馬は過去10年で〔0.0.0.14〕だから、実績上位とはいえ怪しい。

 実績面で欲しいのは距離実績。馬券に絡んだ30頭のうち23頭には芝2000m以上のレースで1着経験があった。3着以内まで広げれば26頭が該当。その点で言えば、重賞好走歴のあるプラチナヴォイスも割引き。

相手には条件戦組を

 前走・1000万組は過去10年で6頭が馬券に絡んでいるが、その人気の平均は「7.0」と波乱を呼ぶ存在になっている。この6頭中5頭は前走で4着以内、もしくは4番人気以内だった馬で、両方ともクリアしていたのは6頭中4頭。今回のメンバーでは以下の2頭がこのパターン。

サーレンブラント 前走・信濃川特別 3番人気3着
ミッキースワロー 前走・いわき特別 1番人気3着

 サーレンブラントは春先に青葉賞5着、ミッキースワローは京都新聞杯5着(0.1秒差)と、レベルの高いレースでも健闘しており、ここに入っても十分に狙える。

 前走・500万組に関しては馬券に絡んだのは過去10年で3頭のみだが、その前走の共通点は「0.2秒差以上で1着」「1~3番人気」「上がり3F1~2位」の3つ。この3つを踏まえて、減点が少なかったのはローリングタワー。前走は6番人気での勝利だが、4角先頭&上がり3F最速で後続に0.2秒差の勝利。雨が降ってもOKで、穴候補になら。

結論

◎アルアイン
△クリンチャー
△サーレンブラント
△ミッキースワロー
△ローリングタワー

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