ハープスター血統の桜花賞候補 トーセンブレスに★7つ

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直線一気の末脚で圧巻V トーセンブレス

9/17(日) 中山5R 2歳新馬 芝1600m外
トーセンブレス 牝 馬体重:466kg
★★★★★★★ 7点〔GIIIクラス〕
騎手:柴田善 厩舎:(美) 加藤征
生産:社台ファーム
馬主:島川隆哉
父:ディープインパクト
母:ブルーミンバー(ファルブラヴ)

ゲートの出というより二の脚がつかず出遅れ。勝負所でも馬群の最後方にいたが、直線に入ると目の醒めるような末脚で差し切り勝ちを収めた。それも一瞬、前が詰まりかけるシーンがあってのもの。馬場適性があったとはいえ、レースの上がり3F35秒7に対して同馬の34秒0は「強い」の一言だ。奇しくも、昨年は同じ島川オーナー所有のブレスジャーニーの主戦だった柴田善J。春のクラシックを期待されながらも故障離脱に泣いた同馬の無念を晴らす時が来た!?

トーセンブレス

目の醒めるような末脚で勝利を収めたトーセンブレス(黄帽)(撮影:日刊ゲンダイ)

馬体診断

パドックで見た印象は「まだ少し余裕残しの仕上げかな」といったところ。中肉中背でよくまとまった馬体の造りはマイルを中心とした距離が守備範囲だろう。全体的なフォルムは母父ファルブラヴの影響を強いと言える。蹄などを見る限り重馬場専用機という感じは受けず、父譲りの瞬発力はシッカリと内包している。

血統診断

母は芝1200mのOP特別を2勝と活躍。祖母タヤスブルームもGIII・フェアリーS勝ちがあり、血統背景は確か。父ディープインパクト、母の父ファルブラヴという組み合わせは数こそ少ないものの、桜花賞馬ハープスターや3歳時にはOPクラスで活躍したワントゥワン(現1600万)がいる。母系の血統を加味すると、やはりマイルが主戦場。

馬券の狙い目→まずは府中のマイル戦、アルテミスSで見てみたい。順調に経験を積めば桜花賞戦線でも楽しめる1頭。

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