一級品の切れ味 名牝ノースフライトの孫娘オハナに★6つ

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祖母は名マイラー 兄姉を超える活躍を オハナ

10/15(日) 東京3R 2歳未勝利 芝1600m
オハナ 牝 馬体重:412kg
★★★★★★ 6点〔OPクラス〕
騎手:石橋脩 厩舎:(美) 堀
生産: 社台ファーム
馬主: 金子真人ホールディングス
父:ディープインパクト
母:ハウオリ(キングカメハメハ)

スタートは良かったが、無理をせず中団待機を選択。3~4コーナーでも迷わず外を回して直線勝負の形をとり、一旦は抜け出した2着馬をゴール前で強襲、クビ差とはいえアッサリと差し切った。1000m通過が66秒5という超スローとはいえ、レースのラスト2Fは11秒1-11秒0。自身は2F続けて10秒台後半をマークしていると推測される。総合力はまだ何とも言えないが、一級品の切れ味を持つことは確かだ。

オハナ

デビュー勝ちを収めたオハナはノースフライトの孫娘(撮影:日刊ゲンダイ)

馬体診断

412キロという馬体重は全姉と大体同じ。小柄な牝馬だが、その小ささなりにまとまったバランスの良さがある。気性面には牝馬らしい繊細さが見え隠れしており、その辺りは注意が必要。柔らかな身のこなし、バネのある脚捌きから豊かな瞬発力を感じさせ、小柄ながらシッカリとしたフォームで走るので、今日のような馬場もこなせたのだろう。

血統診断

母は現役時代に3勝を挙げ、紫苑Sで2番人気に推されたこともある。祖母ノースフライトは牝馬ながら安田記念、マイルCSを勝った名マイラー。全兄キロハナはクラシック候補にも挙げられた素質馬だったが、骨折など体質面の弱さがあり、現在はまだ準OP馬。全姉ハナレイムーンは今春のクイーンC、フラワーCでともに5着。両馬の成績を見てもマイルがベストの血統なのだろう。ディープ産駒らしい切れ味を備えたマイラーへの成長を期待。

馬券の狙い目→ベストはマイル戦だが、スローの瞬発力勝負が理想。新馬勝ちと同じ条件のクイーンC(東京1600m)など、東京コース向き。

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