パフォーマプロミスが重賞一発ツモ 春の盾でも伏兵以上の存在に

佐藤直文 レース回顧
日経新春杯
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古馬長距離戦線に新風を パフォーマプロミス

 前半1000m通過が62秒0と、この舞台の長距離戦ではありがちなゆったりとした流れ。そこからも12秒台のハロンラップが続き、11秒台になったのはラスト3ハロンだけという完全な上がりの競馬となった。これでは後方で運んだ馬には出番がなかったのも仕方ないだろう。

 パフォーマプロミスは、この落ち着いたペースを好位のインでスムーズに折り合う形。4角手前から他馬が仕掛けて動いた時もジックリと脚を温存し、直線を向いて鞍上がゴーサインを出すと、逃げ込みを図る2着馬を測ったようにキッチリと差し切った。54キロのハンデに恵まれたこともあったが、ステイゴールド産駒らしく長距離では無類の安定ぶりを誇る馬であり、今日の走りを見ても距離はもっと延びても大丈夫だろう。ポスト・キタサンブラックの座を争う春の天皇賞でも、伏兵以上の評価をしていいのではないだろうか。

パフォーマプロミス

長距離界のスター候補にパフォーマプロミス(緑帽)が名乗り(撮影:日刊ゲンダイ)

 2着ロードヴァンドールは、距離が不安視されながらも、マイペースの逃げに持ち込んだことでゴール寸前まで粘ったもの。2000m以上の重賞はいまだ未勝利のダイワメジャー産駒ではあるが、この馬に限ってはそういうイメージを持たない方がいいだろう。むしろ、今日のような流れに持ち込みやすい長距離重賞の方が、勝つチャンスも高いかもしれない。

 3着ガンコは、52キロのハンデと先行できたことが好走の全てだろう。ただ、それにしても4着以下に4馬身もの差が付いたこと自体、そういうメンバーだったとも言える。

 4着ミッキーロケットは、早目に仕掛けて進出する策自体は、エンジン全開までに時間がかかるこの馬にとって賢明な選択だったように思えるが、トップハンデを背負っていたことを差し引いてもこれほど伸びないとは。ただ、昨年の勝ち馬だったとはいえ、ベストの距離は2000mのような気もする。

 5着サンタフェチーフは、軽ハンデを利して中団からジリジリと差を詰めただけ。入着できたのは、3着馬同様にメンバーレベルに恵まれただけど言える。

 モンドインテロは、出番のない位置取りではあったが、それ以上にプラス12キロの太目残りが応えたか。追い切りもさほど負荷がかかっておらず、輸送も考慮したのかと思っていたが、明らかに調整が巧くいかなかったと言える。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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