人気のディープ産駒は軽視 函館2歳Sを血統データで攻略

重賞データ攻略
函館2歳S中京記念

中京記念

 ただでさえ混戦が常のマイル路線で、ハンデ重賞ともなればさらに難解なレースになるのは当然。過去3年の1~3着馬の人気を平均すると7.2番人気である。基本的に「荒れる」と考えておいて損はないだろう。ハンデ戦だから軽ハンデの穴馬が激走する、と思いきやそうでもない。

 過去3年の1~3着馬はすべて「56キロ以上」だった(牝馬のショウリュウムーンは54キロで実質56キロ)。ということは、それなりにOPでの実績があるわけで、1~3着馬のすべてに「重賞3着以内」の実績があった。これがひとつの目安になるだろう。

 この時点で残ったのは、トーセンレーヴカレンブラックヒルオリービンカオスモススマートオリオンミッキードリームレッドアリオンメイケイペガスターの8頭。

 次に中京の芝1600mのデータから狙いを絞っていきたい。(中京芝1600mの全95レースが対象)

騎手別勝利数
9勝 浜中 →ダローネガ
5勝 小牧 →オリービン
5勝 川田 →エールブリーズ

調教師別勝利数
5勝 橋口弘 →レッドアリオン
4勝 藤原英 →出走馬なし
4勝 昆   →出走馬なし
4勝 松永幹 →出走馬なし

種牡馬別勝利数
14勝 ディープインパクト →トーセンレーヴ
9勝 キングカメハメハ  →アルバタックスミッキードリーム
5勝 チチカステナンゴ  →出走馬なし
4勝 ダイワメジャー   →オリービンカレンブラックヒルダローネガ
4勝 ハーツクライ    →オツウ

前走距離
1600m〔33.38.40.354〕連対率 15.3%
距離短縮〔33.32.29.339〕連対率 15.0%
距離延長〔17.15.17.310〕連対率 8.9%

 前述の8頭のうち、今回が距離延長になるカオスモススマートオリオンの2頭は少し評価を下げるべきか。ディープインパクト産駒の14勝は抜きん出ているが、同馬の産駒トーセンレーヴを◎にしたい。唯一の重賞勝ちであるエプソムCは、ほぼ全馬が内を避けて外を回るほど荒れた馬場。同じような状況になりつつある中京の最終週の馬場は問題ないと判断。あとは、上記のデータで名前が挙がった馬のうち、56キロ以上の馬を相手に選びたい。

結論

トーセンレーヴ
オリービン
レッドアリオン
ミッキードリーム
カレンブラックヒル