改修後6年で1番人気は1勝のみ 迷ったデータ班の◎は…

重賞データ攻略
ファルコンS

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 中京のコース改修後の6年間で1番人気は僅か1勝のみ。NHKマイルCに繋がる中京の1400m戦。波乱も珍しくない一戦をデータ班はどうジャッジする?

差し~追込み馬が強い

 昨年は4角10番手にいたコウソクストレートの直線一気が決まったように、当レースは差し・追い込み勢の活躍が目立つレース。過去6回の前半600m通過の平均が34秒0に対して後半600mが36秒7と、かなり前傾なレース展開になることが多い。

脚質別成績(過去6年)
逃げ〔0.0.0.6〕
先行〔1.2.3.16〕
差し〔2.3.2.38〕
追込〔2.1.1.28〕

 4角7番手以内と広い範囲で見ても〔1.3.4.40〕と勝ち切れておらず、上がり3F最速をマークした馬が〔5.1.2.3〕。例年の傾向をなぞるなら勝ち馬は差し・追込系から選びたい。

朝日杯好走馬は安定だが…

 中京コース改修後の6年で1番人気は〔1.0.0.5〕だが、2・3番人気が3連対ずつとこれを良く補っている。現にここ2年は2~3番人気のワンツー決着だった。次に臨戦過程について見ていこう。

前走レース別成績(過去6年)
クロッカスS〔2.0.0.15〕
朝日杯FS[0.2.1.8]
新馬・未勝利〔0.0.0.7〕
500万〔1.2.2.32〕
OP特別〔2.0.0.24〕
GIII〔3.2.2.14〕

 アーリントンCやシンザン記念など、前走・GIII組の活躍が目立つが、今年はなんと出走馬がゼロ。そうなると分は悪いがクロッカスS組か朝日杯FS組、前走・500万組か、という選択肢になる。

 朝日杯FS組で馬券に絡んだ3頭の前走着順は3・5・6着。前走6着以内なら〔0.2.1.3〕と半数が馬券に絡んでいる。勝ち切れてはいないが連軸には十分か。今年のメンバーではダノンスマッシュ(朝日杯FS5着)がこのパターンに合致する。

 前走・500万組に目を移すと、前走1着馬は馬券に絡んだ5頭中3頭。敗れていた2頭は前走4番人気4着(0.1秒差)と、前走1番人気6着(0.3秒差)。5頭の共通点は前走4番人気以内で、前走5番人気以下だった馬は〔0.0.0.13〕。ポイントは人気。

実績面のポイントは3つ

 次に実績面について整理してみたい。ここで挙げるのは以下の3点。

ファルコンS連対馬のポイント(過去6年)

  • 1400mで1着(12頭中8頭)
  • 左回りで連対(12頭中9頭)
  • 500万以上のレースで連対(12頭全馬)

 最低でも500万以上のレースでの連対実績は欲しい。上に挙げた3点を全てクリアしたのはタイセイプライドダノンスマッシュダークリパルサーヒシコスマーミスターメロディムスコローソの6頭。1番人気不振のデータは不吉だが、連軸ならやはりダノンスマッシュだろう。

ダノンスマッシュ

朝日杯FS5着の実績馬ダノンスマッシュ(撮影:日刊ゲンダイ)

 ダークリパルサーミスターメロディの2頭は今回が初芝で実績は全てダートでのもの。過去6年で前走がダートだった馬は〔0.0.1.13〕。昨年3着のメイソンジュニアは元々、芝で2勝を挙げていた。ここでは厳しい。

 上記3点のうち2点をクリアした馬では、クロッカスS2着のアンブロジオ、前走のジュニアCを勝利したテンクウの2頭が候補に挙がる。同じく2項目をクリアしたフロンティアの取捨が悩み所だが、脚質面の適性や朝日杯FSの着順から、今回は少し割り引きたい。

結論

◎ダノンスマッシュ
△タイセイプライド
△ヒシコスマー
△ムスコローソ
△アンブロジオ
△テンクウ

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