今年もまたロードカナロア産駒 大化けも可能ヴァルディゼール

佐藤直文 レース回顧
シンザン記念
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キャリア2戦でもレースセンス◎ ヴァルディゼール

 時計のかかる馬場だったために、京都金杯と同様に1分35秒7という平凡な決着ではあったが、近年は勝ち馬のみならず敗れた馬の中からも大物に育つ馬が出る出世レース。この中に大化けする馬がいるかもしれない。

 ヴァルディゼールは、ペースがそこそこ流れたこともあってか、中団の内でスムーズに折り合い、初戦と同じようにレースセンスの良さを見せて抜け出したもの。まだキャリア2戦目でこれだけの競馬ができたことは、かなりの価値があり、最後に外へモタれたりするなどの課題は残るものの、先々が楽しみなロードカナロア産駒がまた一頭出現したと言えよう。

ヴァルディゼール

最内を抜けてきたヴァルディゼール(黒帽)がV(撮影:日刊ゲンダイ)

 2着マイネルフラップは、直線一気を決めた前走には驚かされたが、全く同じ競馬で結果を出したのだから、本物と見ていいだろう。これまた残る課題をクリアして行けば、もうワンランク上の相手との戦いでも期待が持てる。

 3着ミッキーブリランテは、外枠もあってか理想のポジションよりも後ろから運ぶ形となったのは仕方ないが、直線で一瞬は抜け出すかというシーンを作っていた。ただ、本来はもっとキレていい馬であり、マイルでは脚が十分に溜まらないのかもしれない。

 4着パッシングスルーは、荒っぽい競馬で新馬を勝った馬だが、今日は好位でレースに参加できていた。ただ、逆に他所行きの競馬になった感も否めず、ジックリと脚を溜めて弾けるタイプかもしれない。

 5着ハッピーアワーは、出負けしたこともあって今回も後方から運ぶ形となったが、2着馬のようにジックリ構えるのではなく、前に離されまいと小出しに脚を使っていた感を受けた。直線で前走ほどの脚を使えなかったのも、そのためだろう。

 アントリューズは、直線を向いてさあこれからというところで前が詰まったもの。不利は不利として仕方はないが、早目に外へ進路を取るなどの工夫が鞍上に欲しかったところだ。ドナウデルタにも全く同じことが言えるが、こちらに関してはマイルが気持ち長いかもしれない。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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