引退間際の大仕事 ワンブレスアウェイが嬉しい初タイトル

佐藤直文 レース回顧
愛知杯
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母の優秀さを改めて示した ワンブレスアウェイ

 最初のコーナーまでに隊列が定まっての坦々とした流れ。前半1000m62秒2、レースの上がりが34秒3というスローペースでは、近年のこのレースで幅を利かせていた追い込み勢も成す術がなくて当然だった。

 ワンブレスアウェイは、課題だったスタートを決めて好位で巧く流れに乗って脚を溜めることができた。勝負どころからは外を回って進出し、直線半ばで先頭に立つと、前半の貯金を生かして後続の追撃を抑えた形だ。クラブの規定で3月一杯までの競走生活において、ラストチャンスとも言えた場で重賞勝ちの勲章を得たことは大きく、これで重賞勝ち産駒が実に4頭目になった母ストレイキャットの優秀さも改めて思い知らされた。

 2着ノームコアは、痛恨の出遅れで図らずも後方から運ぶ形となったが、流れも向かない中、直線だけの末脚でここまで追い上げたことで、改めて地力を示したと言える。新しい面も見せることができたという点でも、次へ繋がる一戦となったはずだ。

 3着ランドネは、絶妙の逃げで最後まで自身も止まってはいなかったが、結果的にはスローに落とし過ぎたのかもしれない。前半はともかくとして、勝負どころでスッと引き離して後続に脚を使わせるような逃げだったら、あるいは、とも思えた。

 4着ウラヌスチャームは、理想的なポジションで自分の競馬はできていたが、それでいて逃げた馬も捉えられなかったのは、まだ力を付け切っていないということか。ただ、この馬に2000mは気持ち長いのかもしれない。

 5着コルコバードも、同じように重賞で勝ち負けになるにはもう少し力が足りないと言えるが、こちらは2000mが距離不足のクチでもあり、よく走っていたか。

 レッドジェノヴァは、絶好のポジションで4コーナーでも余裕の手応えに映ったが、そこから反応しなかったのはプラス8キロの馬体が重目残りだったためだろう。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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