安田記念ではどうか タワーオブロンドンの「ベストな距離」

佐藤直文 レース回顧
京王杯スプリングカップ
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豪州の若き天才に導かれ タワーオブロンドン

 昨年をコンマ1秒上回る1分19秒4のコースレコード決着となったが、前半3ハロンが34秒2の淀みない流れで、上がりも33秒9という速さでは、中団以降の馬に出番がなかったのも当然の結果だろう。

 タワーオブロンドンは、その中団の前目で運んだが、縦長の展開になったことで馬群の外目を回る形でもさほどのロスはなかった。直線を向いても何の苦労もなく最も状態の良い馬場の4分どころの位置から、レーン騎手が全くソツのない騎乗で前を捉えた形だ。マイルも守備範囲ではあるが、やはり1400mがピッタリの馬であり、この距離でGIがあれば、といった感を受けるが、優先出走権を獲た安田記念に向かったとしても、そう恥ずかしい競馬にはならないだろう。

タワーオブロンドン

重賞3勝目をあげたタワーオブロンドン(撮影:日刊ゲンダイ)

 2着リナーテは、道中は勝ち馬の内でほぼ同じポジションだったが、直線で少しモタモタしてしまい、最後も脚を余し気味だったのが惜しまれる。これまたマイルは少し長い馬だが、1200mでもフルに力を出し切れる馬であり、今後も目が離せないだろう。

 3着ロジクライは、好位からスムーズに運んで、キレはしないもののジリジリと伸びて持ち味は発揮できていた。前走の1200mはやはり短い馬であり、1400mか1600mならまだまだ一線級と互角に戦える馬だ。

 4着トゥザクラウンは、好位から一旦は完全に抜け出していたが、最後の最後に頭を上げて止まってしまった。時計的にも2走前と同じくらい走っていたことを考えれば、これはこれで現状の力を出し切っていたと言える。

 5着キャナルストリートは、一気の相手強化にもかかわらず見せ場十分のレースぶり。今後もこの距離一本に狙いを定めて行けば、どこかでチャンスがあるはずだ。

 スマートオーディンは、直線で大外から一気に前を呑み込むか、というシーンもあったが、前述したように、今日は道中最後方では届かない流れ。上がりのかかる展開にならないとハマらない馬だろう。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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