ブルトガングは芦毛の新怪物? ★9全姉グランアレグリアに対し評価は…

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評判通りの切れ味を披露 ブルトガング

6/22(土) 東京5R 2歳新馬 芝1800m
ブルトガング 牡 馬体重:506kg
★★★★★★★★ 8点
騎手:ルメール 厩舎:(美)  手塚
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング
父ディープインパクト
母タピッツフライ(Tapit)

スタートで出遅れたが、すぐに挽回して中団のインで待機。直線に入ると進路を外へ切り替え、逃げ粘る2着馬を残り200m地点で抜き去ると、あとは悠々とゴール。終わってみれば4馬身差の楽勝だった。良馬場とはいえ雨の影響を受けた馬場で1頭だけ上がり33秒台、仕掛けてからの瞬発力は現時点でもかなりのモノだ。ブルトガングという馬名は、中世ドイツの伝説に登場する剣に由来するそうだが、その名に違わぬ切れ味を見せつけた。

※当馬は馬体の異常(詳細は不明)により7月9日朝に安楽死となりました。

ブルトガング

グランアレグリアの全弟ブルトガングが人気に応えてデビューV(撮影:日刊ゲンダイ)


馬体診断

パドックでは落ち着いた周回、というよりも大人しすぎる位。その点を考えるとゲートの遅れは経験を積めば改善しそう。丸みのある馬体で少し余裕残しの仕上げには映ったが、筋肉量は豊富で脚捌きにも柔らかさがある。体型的には1600m~2000mがベストか。全姉と違ってこちらは母・母父と同じ芦毛。ただ、その全姉と同様に馬体面の成長余地は十分にある。

血統診断

母タピッツフライはアメリカで走り、GIを2勝。本馬の全姉グランアレグリアは今年の桜花賞馬。母父タピットはアメリカを代表する名種牡馬で、日本でもテスタマッタ(フェブラリーS)が活躍。ただ、中央での産駒成績を見ると、サンプルが多くはないが2000m以上では未勝利。母父に入っている分、距離の融通は利きそうだが、姉同様にマイルが合う可能性も。

馬券の狙い目→抜群の切れ味を持ちながら、まだまだ伸びシロ有。ダービー路線を狙っていくことになりそうだが、姉が敗れたNHKマイルC(東京芝1600m)が適鞍の印象も?

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