スミヨンの妙技でダイアトニック 本番での距離1ハロン延長は…

佐藤直文 レース回顧
スワンS
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天皇賞より一足先に父の産駒が大仕事 ダイアトニック

 3週後のマイルチャンピオンシップへ向けて、かつては最重要視すべき前哨戦となるレースであったが、近年は富士Sや別路線組に押され気味という印象を受ける。ただ、今年の上位馬のレベルはなかなかのものであり、本番に十分な期待を抱かせる一戦となったように思う。

 ダイアトニックは、不利な17番枠ではあったが、道中は外を回さずロスを抑え、直線を向いてから外へ持ち出すという、スミヨン騎手の妙技とも言える騎乗ぶり。しかも、道中で最大のライバルと目された2着馬をしっかりとマークする形だったのは、これ以上ないレース運びだった。これで京都コースは5戦5勝。本番の距離1ハロン延長も全く問題はなく、3週後が楽しみになったと言える。

ダイアトニック

大外から1番人気のダイアトニックが強襲(撮影:日刊ゲンダイ)

 2着モズアスコットは、中団で好位勢をマークしながら運んだが、前述したように勝ち馬にはマークされる形。目標とした3着馬を捉えたところで強襲に遭ったのも仕方はなく、復調を示すには十分な内容だった。これまた本番でも、展開や馬場次第では上位を争えるだろう。

 3着マイスタイルは、自身初の1400mの流れにも対応でき、とにかく手の内に入れている鞍上も巧く乗った。ただ、やはりこの距離は短い馬であり、マイルならパフォーマンスをもうワンランク上げられるはずだ。

 4着タイムトリップは、上位3頭に水を開けられたとはいえ、久々にこの馬らしい脚を見せた。道中でリズム良く運ぶことができれば、これくらいはやれる馬だろう。

 5着グァンチャーレは、距離を考えての控える策で、本番を見据えたレース。当然、変り身を期待したいところだが、7歳という年齢を考えると、どこまで上がり目があるかという印象も受ける。

 トゥザクラウンは、直線を向いて持ったまま先頭に立って見せ場を作ったが、現状ではここまでが精一杯だったか。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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