【安田記念】驚異の「連対率100%」データに合致する堅軸と“東京でこそ買いたい”1頭とは?

重賞データ攻略
安田記念

~安田記念・過去10年の傾向分析~

 過去10年の連対数1位であり、目下7年連続で連対中でもある前走ヴィクトリアマイル組が今年は不在。代わって注目してみたいのが、ヴィクトリアマイル組の連対相手=3年連続で連対中の前走・海外G1組。こちらは過去10年で〔1.3.1.14〕となるが、近3走以内に勝ち星があり、前走は芝のレースに出走、そして引き続き同じ騎手が騎乗してきた馬なら〔1.2.1.1〕。近5年に限れば2・2・1着パーフェクト連対となる。今年の該当馬はジャンタルマンタル。東京芝では〔1.1.0.0〕で適性抜群だ。

ジックリと立て直されたジャンタルマンタル

ジックリと立て直されたジャンタルマンタル

 東京芝1600mの適性という意味で注視したいのは中距離の経験。近4年は芝1800~2000m戦からの臨戦馬が毎年連対しているのだ。長い直線が待ち受けるタフな東京コースのマイル戦では、少し長めの距離実績がアドバンテージとなる。過去10年で、前走が芝1800~2000mだった組は〔2.3.2.26〕。このうち前走が一ケタ着順で、G1勝ちがある関東馬なら〔0.2.1.3〕複勝率50%。東京芝は4戦3勝のブレイディヴェーグが巻き返す。

◇主な前走レース別成績
・ダービー卿CT〔2.0.0.8〕
・京王杯SC  〔1.1.1.22〕
・マイラーズC 〔1.0.5.33〕
・ドバイターフ 〔0.2.1.3〕
・大阪杯(G1)〔0.0.1.14〕
・香港マイル  〔0.0.0.1〕
・東京新聞杯  〔0.0.0.2〕
※ヴィクトリアマイル〔2.5.0.10〕

得意の東京コースで巻き返しを狙うブレイディヴェーグ(右)

得意の東京コースで巻き返しを狙うブレイディヴェーグ(右)