ダービー馬のポイントは10個 データ班のお眼鏡に適った馬は…
クラシック一冠目の皐月賞は9番人気の伏兵アルアインが奪取。更なる混戦模様で迎えた頂上決戦、ダービーの行方は?データ班が渾身の分析で割り出した第84代ダービー馬は一体?
ダービー馬への条件
アルアインの二冠達成か、アドミラブルが青葉賞から初のダービー馬となるか、それとも第三勢力が突き抜けるか…。混戦ゆえにまずは1着馬をしっかりと検討していきたい。
ダービー馬のポイント(過去10年)
- 3番人気以内(10頭中9頭)
- 重賞勝ちの実績(10頭中10頭)→年明け以降に重賞連対(10頭中10頭)
- GI出走経験(10頭中9頭)→9頭中7頭はGI3着以内の実績
- 前走と同じ騎手が騎乗(10頭中10頭)
- 3枠よりも内(10頭中8頭)
- 6着以下の敗戦は1回以下(10頭中9頭)
- 上がり3F1位をマークした経験(10頭中10頭)→うち9頭はそこで1着あり
- 京都・阪神の外回りで1着経験(10頭中8頭)
- 皐月賞組なら前走4着以内か前走4番人気以内(7頭中6頭)
- 1800m~2000mで1着経験(10頭中9頭)
数は多くなってしまったが、勝ち馬の条件として10個のポイントを挙げた。これらを踏まえると、◎にはスワーヴリチャードを推したい。減点要素は皐月賞で6着だったことと、京都・阪神の外回りで1着がなかったこと。ただし、後者の例外であった2015年のドゥラメンテには東京コースでの勝利経験が、2010年のエイシンフラッシュには阪神2000mでの勝利経験があり、スワーヴリチャードには両方の実績がある。2枠4番というこの上ない枠を生かし、逆襲を成功させるか。
○には4枠7番を引いたアルアインを。枠も減点要素ではあるが、これは誤差の範囲だろう。その他では皐月賞で9番人気と低評価だったのが割引き要素くらい。二冠へのハードルは決して低くはないが、可能性は十分にある。
相手候補は皐月賞組&青葉賞組
次に考えていくのは相手候補。まずはステップ別の成績から見ていこう。
前走別成績(過去10年)
皐月賞〔7.6.5.61〕
京都新聞杯〔1.1.1.19〕
NHKマイルC〔1.1.1.28〕
桜花賞〔1.0.0.1〕
青葉賞〔0.2.2.23〕
プリンシパルS〔0.0.1.11〕
今年は京都新聞杯・桜花賞から臨む馬はゼロ。NHKマイルC組は近8年は馬券に絡んでおらず、好走した3頭の共通点はNHKマイルCで3番人気以内に推されていたこと。また、プリンシパルSからは3着に1頭絡んでいるが、この年はダービーが不良馬場で行われており、イレギュラーだった。そう考えると、相手候補は皐月賞か青葉賞から、ということになる。
皐月賞組の取捨は?
さて、問題は出走馬の大半を占める皐月賞組をどうするか。着順・人気別の成績は以下の通り。
皐月賞組の前走着順別成績(過去10年)
前走1着〔2.1.2.4〕
前走2着〔1.1.0.8〕
前走3着〔2.1.0.5〕
前走4着〔1.1.1.5〕
前走5着〔0.0.0.5〕
前走6~9着〔0.1.1.10〕
前走10着以下〔1.1.1.24〕
皐月賞組の前走人気別成績(過去10年)
前走1番人気〔1.1.3.5〕
前走2番人気〔0.4.0.5〕
前走3番人気〔3.0.1.6〕
前走4番人気〔2.1.0.4〕
前走5番人気〔0.0.0.3〕
前走6~9番人気〔0.0.1.13〕
前走10番人気以下〔1.0.0.25〕
皐月賞で6着以下に敗れていた馬は〔1.2.2.34〕。馬券に絡んだ5頭はすべて「皐月賞4番人気以内」だった。それに対して皐月賞で6番人気以下だった馬は〔1.0.1.38〕。好走した2頭は皐月賞で1、3着と好走していたのが共通点。確率的には皐月賞からの巻き返しに期待した方が良さそう。ここでは皐月賞4番人気2着のペルシアンナイト、3番人気9着のカデナを押さえたい。
一方、青葉賞組は過去10年で4頭が馬券に絡んでいるが、青葉賞の勝ち馬が2着2回、青葉賞で敗れていた馬が3着2回。青葉賞1着→ダービー2着の2頭の共通点は青葉賞を上がり3F最速で勝っていること。対して、青葉賞敗退→ダービー3着の2頭はともに先行脚質の馬だった。今年は青葉賞を上がり3F最速で制したアドミラブルを要マーク。
結論
◎スワーヴリチャード
○アルアイン
△ペルシアンナイト
△カデナ
△アドミラブル
前田(競友)
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