今年は3歳不在の函館スプリントS 攻略ポイントは距離実績

重賞データ攻略
函館スプリントS

京阪杯「7.7万」土曜東京で「12万」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

 昨年は1.06.8のレコード決着で、前年のレコードを更に1秒も縮める超高速決着となった函館スプリントS。サマースプリントシリーズの開幕戦、今年も白熱したスピード勝負になりそうだ。

上位人気は不振

 2012年から日程が繰り上がった当レース。ここではそれ以降の6年間を振り返っていく。まず目に付くのが1番人気の不振だ。過去6年で〔0.1.0.5〕という成績で、馬券に絡んだのは2012年2着のロードカナロアだけ。2~3番人気もそれぞれ〔1.1.0.4〕と〔1.0.1.4〕で今ひとつ。

年齢別成績(過去6年)
3歳〔2.1.2.9〕
4歳〔0.3.1.6〕
5歳〔2.1.1.25〕
6歳〔1.1.1.15〕
7歳以上〔1.0.1.13〕

 軽斤量を生かした好走例が多い3歳馬だが、今年は不在。勝ち星こそないが好走率の高い4歳馬も昨年の覇者ジューヌエコールのみというメンバー構成。昨年は9歳馬が3着に入ったように高齢馬の活躍も侮れない。また、牝馬は〔2.2.4.24〕で牡馬・セン馬とはそん色ない成績。

GI帰りの馬が強い

 2年連続で桜花賞から臨戦してきた3歳牝馬が勝利。その他の好走馬にしてもGIからの臨戦というパターンが目立っている。

前走クラス別成績(過去6年)
1600万〔1.0.1.5〕
OP特別〔1.3.2.38〕
GIII〔0.0.0.3〕
GII〔1.0.0.3〕
GI〔3.3.3.19〕

 また、前走10着以下からの巻き返しも〔3.2.4.31〕と多い。このうち前走がGIだったグループは〔2.2.3.13〕なので、GI組は前走の着順を度外視して狙うことが可能だ。一方で前走・OP特別組は馬券に絡んだ6頭全馬が前走4着以内。こちらは前走の着順を素直に評価したい。

前走距離別成績(過去6年)
1200m〔2.3.1.35〕
1400m〔2.0.2.15〕
1600m〔2.2.2.10〕
距離延長〔0.1.0.8〕
距離短縮〔4.2.5.25〕

 前走の距離もひとつのポイントで、前走も1200mだった馬が不振という訳でもないが、距離短縮で臨む馬の好走例が多いのも確か。

必要なのは芝1400m以上の距離実績?

 過去6年の連対馬12頭の実績面のポイントは以下の通り。

函館スプリントS連対馬のポイント(過去6年)

  • OP以上で1着(12頭全馬)
  • 重賞3着以内(12頭中10頭)
  • 芝1400m以上で1着(12頭中10頭)※例外2頭はOP2~3着アリ

 ポイントは距離実績。連対馬12頭のうち、芝1200mで1着があったのは8頭と、芝1400m以上のそれよりも少ない。距離短縮組が強いのと同様に、1200mより長い距離での実績がひとつのポイント。

 実績面の条件をクリアした中でまず目に付くのは、高松宮記念で2桁着順に敗れたキングハートジューヌエコールダイアナヘイローの3頭。ただし、前年の当レース連対馬は過去6年で5頭全馬が馬券圏外。昨年1、2着のジューヌエコールキングハートにはやや不安要素も。

 それならば距離短縮組にも注目してみたい。距離短縮組で実績面の条件をクリアしていたのはセイウンコウセイラインスピリットワンスインナムーンの3頭。前述のダイアナヘイローを加えたこの4頭が狙い目だ。

セイウンコウセイ

GI馬セイウンコウセイ(赤帽)も距離短縮組の1頭(撮影:日刊ゲンダイ)

結論

ダイアナヘイロー
セイウンコウセイ
ラインスピリット
ワンスインナムーン

京阪杯「7.7万」土曜東京で「12万」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

京阪杯「7.7万」土曜東京で「12万」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

有馬記念特集

2024年有馬記念特集

有馬記念の結果、動画、出走馬一覧、単勝オッズ、歴代優勝馬、騎手・調教師データ、歴史などを紹介する特集ページです。出走馬一覧には、単勝オッズやデータを合わせて掲載。

  • 予想オッズ
  • 想定騎手
  • 有馬戦績
  • 優勝馬名
  • 優勝騎手名
  • レース動画

優馬 2歳馬チェック

優馬 2歳馬チェック

6月~12月に初勝利をあげた2歳馬を全頭チェック! 馬体は? 血統は? レース内容は? 総合的に判断をし、★評価をつけていきます。翌年のクラシック有力候補がきっと見つかるはず!

★5つ以上の馬を網羅。ダービー候補はこの馬!

ヒロイン候補が続出!? 牝馬の★評価。

注目勝ち上がり馬情報など毎週月曜か火曜更新。

トラックマン・記者一覧

競馬専門紙「優馬」トラックマン・記者一覧

平日はトレセンで東奔西走、週末はレース予想&馬券に全力投球。競馬専門紙「優馬」を支えるトラックマン&記者のプロフィールをご紹介します。