究極の「32秒0」 ウーマンズハートの気になる★評価と距離適性

優馬2歳馬チェック

先週日曜「28万」&「38万」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

近親は短距離志向だが… ウーマンズハート

8/3(土) 新潟5R 2歳新馬 芝1600m外
ウーマンズハート 牝 馬体重:456kg
★★★★★★★ 7点
騎手:津村 厩舎:(栗)  西浦
生産:ダーレー・ジャパン・ファーム
馬主:ゴドルフィン
父ハーツクライ
母レディオブパーシャ(Shamardal)

五分のスタートを決めたが、行く気はなく中団の外目から。直線を迎えて前との差をジリジリ詰めると、残り400mから末脚が爆発。内に切れ込む所はあったが、一瞬で突き抜けた。レースのラスト3Fが32秒7(11秒1-10秒7-10秒9)の中で自身は32秒0をマークした。これは2歳新馬戦で歴代最速タイ。同じく32秒0をマークしたウラヌスチャームは今春、重賞2着に好走している。能力は相当なモノ。

ウーマンズハート

他馬との能力の違いを見せたウーマンズハート(撮影:日刊ゲンダイ)


馬体診断

この時期の2歳、それも牝馬とは思えないような、完成度の高い馬体で仕上がりは良かった。450キロ台の馬体はバランスの取れたシルエットでクセのないデキ。後肢の踏み込みが力強く、優れた推進力を感じさせる。実戦に行っての折り合いも問題なく、距離の融通も利きそう。フットワークから力の要る馬場にも対応可能。

血統診断

母レディオブパーシャは中央で2勝を挙げ、本馬の半兄デザートストームは中央で3勝をマーク。血統背景は素晴らしく、母の兄に香港スプリントを制したラッキーナイン、半弟にサドンストーム(京王杯2歳S2着)、ティーハーフ(函館SS1着)がいる。母や兄、近親は短距離志向が強いが、本馬は父がハーツクライ。母父の距離適性を考えても、マイル~中距離タイプだろう。

馬券の狙い目→同舞台の新潟2歳S(新潟芝1600m)に出てくるようなら楽しみ。まだ成長の余地を残す走りだが、桜花賞(阪神芝1600m)・オークス(東京芝2400m)ともに適性はありそう。

先週日曜「28万」&「38万」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

先週日曜「28万」&「38万」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

優馬 2歳馬チェック

優馬 2歳馬チェック

6月~12月に初勝利をあげた2歳馬を全頭チェック! 馬体は? 血統は? レース内容は? 総合的に判断をし、★評価をつけていきます。翌年のクラシック有力候補がきっと見つかるはず!

★5つ以上の馬を網羅。ダービー候補はこの馬!

ヒロイン候補が続出!? 牝馬の★評価。

注目勝ち上がり馬情報など毎週月曜か火曜更新。

トラックマン・記者一覧

競馬専門紙「優馬」トラックマン・記者一覧

平日はトレセンで東奔西走、週末はレース予想&馬券に全力投球。競馬専門紙「優馬」を支えるトラックマン&記者のプロフィールをご紹介します。