アクシデント発生も…　北村友一に導かれたダノンザキッドに高評価

スケールの大きさ見せつけて　ダノンザキッド

6/28(日) 阪神5R 2歳新馬 芝1800m外
ダノンザキッド　牡　馬体重：496kg
★★★★★★★　7点
騎手：北村友　厩舎：(栗)  安田隆
生産：ノーザンファーム
馬主：ダノックス
父ジャスタウェイ
母エピックラヴ（Dansili）

当歳時のセレクトセールで１億円を超える値がついたジャスタウェイ産駒。レースは、好スタートからすぐに行き脚もついたが、控えて好位からの競馬に。外目を抜群の手応えで進出したものの、直線入口で内に大きくヨレるアクシデント。それでも手前を替えてから一瞬で抜け出すと、ラスト２００ｍは流す余裕を見せて圧勝した。スケールの大きな走りで将来性も十分。騎乗した北村友Ｊも「強い競馬」と評価した。

２番人気ダノンザキッドが残り200mは流す余裕を見せ快勝

馬体診断

500キロ近い馬体重に相応しく、雄大な馬格があり、この時期の２歳馬と比較すると非常にシッカリして見える。骨格や筋肉量も十分に映るが、スラっと脚長に見せて歩幅も広く、距離は延びても大丈夫そう。今回は稍重での勝利だったが、綺麗なフットワークなので晴雨兼用か。

血統診断

母エピックラヴはフランスで芝1850mのＧIII勝ち、2000mのＧIで２着。本馬の半兄ミッキーブリランテは現ＯＰ馬でＧIII・シンザン記念３着の実績がある。父ジャスタウェイはヴェロックス（皐月賞２着）が代表産駒だが、短距離馬やダート馬も出ており適性は幅広い。本馬はマイルもこなせる中距離タイプ。

将来性まとめ→フットワークから広いコース向き。距離適性はマイル～中距離。血統的に凹型の成長過程を描く傾向もあり、古馬になってもうひと伸び、という可能性も十分。