リスグラシューのようになる? 男馬蹴散らしたコートダルジャンに★7つ

優馬2歳馬チェック

牡馬撃破でオークス戦線に期待膨らむ コートダルジャン

8/29(土) 小倉5R 2歳新馬 芝2000m
コートダルジャン 牝 馬体重:466kg
★★★★★★★ 7点
騎手:北村友 厩舎:(栗)牧田
生産:社台コーポレーション白老ファーム
馬主:キャロットファーム
父ハーツクライ
母カニョット(Sunray Spirit)

スタートでやや出遅れて、枠が外目だったこともあり後方からの競馬に。余裕タップリの手応えで3角辺りからスルスルと進出、直線に向いて軽く仕掛けて反応良く抜け出すと、最後は流す余裕すら見せて鮮やかなデビュー勝ち。ポテンシャルの高さは言うまでもなく、牝馬が牡馬相手に中距離戦で新馬勝ち、というのも非常にポイントが高い。

馬体診断

466キロとミドルサイズだが、パドックでは馬体を大きく見せ、貫禄のある歩き姿。スッキリと仕上がっていたこともあるが、スラっと伸びた四肢に胴の長さも十分で、中距離以上に適性がありそうなシルエット。気性面も大人しいタイプで、オークス向きの1頭だろう。

血統診断

母カニョットはアルゼンチンのGIウィナー。5頭の兄姉は中央で合計3勝とまだ活躍馬はいないが、その3勝は芝1800m~2600m戦で、中長距離への適性を見せている。母父Sunray Spiritは、ダート1300mの米・GIII勝ちのあるダート馬だが、父ハーツクライはダート血統との相性が良いのもポイントのひとつ。同じハーツクライ牝駒のリスグラシューのように、古馬になってからもう1段階上の成長を示す可能性も。

将来性まとめ→折り合い面に不安がなく、血統&馬体含めて2000m超に適性アリ。息の長い活躍も見込めるが、オークス戦線で期待したい1頭。