ダービー候補がズラリ！ 2歳馬チェックランキング・牡馬編を大公開

高評価馬のその後は？

　２歳牡馬で唯一の★9つを獲得したのがサトノダイヤモンド。次走の予定は暮れの阪神、昨年までエリカ賞として行われていた２歳500万の芝2000ｍが濃厚。ダービーを見据える上で、東京コースでのパフォーマンスは気になるが、まずはシッカリと賞金を加算していきたいところ。

　プロディガルサンは中山・東京で結果を出したという点をとにかく評価したい。特に好メンバーの揃った東スポ杯２歳Ｓでの２着は今後に向けても大きな収穫。シルバーステートは紫菊賞で見せた上がり32秒7がとにかく強烈。こちらは東スポ杯２歳Ｓを回避したが、共同通信杯を目標に調整されるとのこと。レコードで走れ抜ける持続力と紫菊賞でみせた瞬発力、間違いなく世代トップクラスの実力馬だ。

　ポルトフォイユは残念ながら屈腱炎を発症し、復帰に１年以上はかかる見込み。クラシック御用達の血統だけに残念としか言いようがない。

暮れの条件戦に出走予定のサトノダイヤモンド（撮影：日刊ゲンダイ）

好メンバーが集結！ ロードクエストの真価が問われるホープフルＳ

　新馬～新潟２歳Ｓを圧巻の競馬で連勝したロードクエストはホープフルＳへ。これまでとは全く条件の異なるコースとなるだけに、特に皐月賞への試金石と言える一戦になる。これまでのような大味な競馬が通用するのかどうか…。父が中山巧者のマツリダゴッホだけに、案外杞憂に終わるのかもしれないが。

　ホープフルＳの目玉はロードクエストだが、その他にも注目馬が目白押し。札幌２歳Ｓの勝ち馬アドマイヤエイカン、サウジアラビアＲＣの勝ち馬ブレイブスマッシュの他に、ハートレーやバティスティーニといった２歳馬チェックで高評価を得た馬が集結してきそうなのだ。来年のクラシックを考えるなら朝日杯よりも重要度の高い一戦になるはず。

新潟2歳Sを勝ったロードクエストはホープフルSに出走予定（撮影：日刊ゲンダイ）