「単勝でも狙える」安田記念の激穴馬　気配“一変”でグランアレグリアを逆転か

安田記念：とっておき穴馬

理詰めの穴予想　前田ＴＭ（競友）

ダノンキングリー

「まずは、今回買ってみたい最大の理由は、中間の気配が一変していること。３走前である昨年の大阪杯で逃げてからおかしくなったと個人的には思っているが、その後の２戦の調教ではムキになって走っており、ギアがコントロールできていない状態だった。レースへ行っても、何とか我慢させようとした結果、バランスが崩れた走りになってしまったのが、その後２戦の惨敗だと思う。今回はジックリと立て直されての７ヶ月ぶりとなるが、調教では相手に合わせて鞍上の指示通り動けていて、少なくとも精神面では立ち直っているように見える。３歳秋の毎日王冠では、春の安田記念１・２着馬を豪快に差し切って見せたが、当時のような競馬ができれば、今の外差し有利の馬場も味方となるはずで、ハマって頭までの期待を賭けたい」

ダノンキングリー(手前)は精神面の立て直しに成功？

馬券もしっかりと勝負！　守屋ＴＭ

ラウダシオン

「京王杯スプリングＣで、ほぼ１年ぶりに勝利を手に入れたが、高松宮記念は道悪、昨年のマイルＣＳは流れが向かずと、大敗する時は敗因が明確にあった。前走時、久々にパドックで目の当たりにしたが、５１４キロとデビュー以来最高馬体重だったにもかかわらず太目は全くなく、適度に気合いも乗って一番良く見えた印象があった。レースでも自分の形で２番手からスンナリ抜け出し持ち時計も大幅に更新したので、完全復活と成長した姿を見せてくれたように思う。今回、ハナに行くのはトーラスジェミニくらいで、あとはガンガン先行するようなタイプの馬もおらず、ＮＨＫマイルＣの時のような理想的な２番手あたりからの競馬ができそう。スローのヨーイドンの競馬では持ち味が生きないが、このあたりはデムーロ騎手もわかっている。展開予想とメンバー構成から、狙って面白いと判断した」