桜花賞へ向けて飛翔！ エールデュレーヴ　男馬を撃破した良血ムスメの★評価は…

近親にクロフネの良血馬　マウントロブソン

12/19(土) 中山4R 2歳未勝利 芝2000m
マウントロブソン　牡　馬体重：474kg
★★★★★　5点〔1600万クラス〕
騎手：戸崎圭　厩舎：(美) 堀
生産：ノーザンファーム
父：ディープインパクト
母：ミスパスカリ（Mr. Greeley）

３Ｆ目以降は12秒0～12秒5の間のラップを刻む緩急の少ないレース。ややトビの大きい走りはクロフネの近親という事もありそう。案外、道中が流れて馬群が縦長になったので、難なく包まれない外へ出すことが出来た。トビの大きさからも今日のペースはこの馬に向いたといえる。４角では大外を回ったが余力は十分。力強い末脚で差し切り勝ち。

馬体診断

ディープインパクト産駒らしい、柔らかい脚捌きに加えて、母系から伝わるパワーも兼ね揃えているというのが第一印象。前走からプラス８キロで、少し緩く映ったのは芦毛ということもあるのだろう。中身は出来ていた。距離的には2400ｍくらいもこなせるが、パワー寄りの走りの性質から、中山や阪神といったコースの2000ｍの方が良さそう。

血統診断

母ミスパスカリは中々勝ち切れないキャラクターではあったが、相手なりに走るタイプ。準ＯＰ馬の身で挑んだ愛知杯で４着、マーメイドＳで３着と、素質は高かった。その母の半兄がクロフネである。スピードとパワー・スタミナ、どれも素晴らしいレベルにあった彼はＮＨＫマイルＣとＪＣダートの勝ち馬。本馬の母の父Mr.Greeley（ミスターグリーリー）はアメリカで走り、ＧI勝ちこそないがＢＣスプリントで２着に入ったスプリンター。母系に伝わるパワフルさが本馬にも良く現れている印象。

馬券の狙い目→キレ味よりもややパワー寄り。中山の2000ｍのような我慢比べが得意。