データ班もお手上げ? 荒れる要素ゼロのきさらぎ賞
オルフェーヴル、トーセンラー、ルージュバック。春のクラシックを見据えた中では谷間の時期とも言えるスケジュールだが、これまでに大物を多数輩出してきたレースでもある。
サトノダイヤモンドに黄信号?
少頭数ながら今年も中々の好メンバーが揃ったが、やはり注目はサトノダイヤモンドだろう。まずはここから考えていこう。
過去5年間の連対馬10頭のうち、7頭が「京都・阪神の外回り1800mで1着」があった馬。サトノダイヤモンドは2戦ともに内回りの芝2000m戦で、不安要素は外回りコースへの対応か。ただし、昨年の勝ち馬ルージュバックも同様だったのに加え、ディープインパクト産駒がこのレースで過去5年〔3.2.1.6〕だから、消すほどのデータではないだろう。
今回のメンバーで「京都・阪神の外回り1800mで1着」があるのは以下の3頭。
- レプランシュ→シクラメン賞(阪神外回り1800m)1着
- ロイカバード→2歳未勝利(京都外回り1800m)1着
- ロワアブソリュー→2歳新馬(阪神外回り1800m)1着
次にこの3頭について考えてみたい。
サトノダイヤモンドを負かすとすれば…
まずはレプランシュ。過去5年の勝ち馬は、キャリアの中で敗戦があったとしても、全レースで3着以内に収めていた。レプランシュは2走前のアイビーSで7着と崩れている点がマイナス。
ロワアブソリューは1戦1勝馬。過去10年間、1~3月の3歳限定重賞で1戦1勝馬は〔5.7.4.101〕。そのうち、牝馬限定戦を除くと、〔2.3.3.45〕となる。勝ったのは芝1200m戦のファルコンSのヘニーハウンド、昨年の共同通信杯のリアルスティールだけ。1着候補となると、過信しづらいか。
一方、ロイカバードはその点でのマイナス要素はない。サトノダイヤモンドもそうだが、過去5年の勝ち馬5頭のうち4頭が前走・芝2000m。距離短縮組の好走が目立つことに加えて、この舞台を経験しているというアドバンテージは大きいはず。
穴馬の要素としては、シンザン記念で好走(6番人気1着タマモベストプレイ)、京都・阪神の外回りで1着(8番人気2着リキサンマックス、5番人気2着マズルファイヤー)、3戦以上して全て掲示板確保(6番人気3着エイシンエルヴィン)といったところか。
となると、3戦以上して掲示板を外していないノガロが挙がるが、何せ少頭数のレース。高配当狙いで3着候補に入れるなら、だろう。
結論
軸
ロイカバード
サトノダイヤモンド
連下
レプランシュ
ロワアブソリュー
3着の穴候補
ノガロ
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