「兄にそっくり！」ブラストワンピースの全弟ブラストウェーブの評価は？７月９-10日の★評価一覧【2歳馬チェック】

2022年7月12日(火)16:42 優馬2歳馬チェックチーム

優馬2歳馬チェック

先週の新馬・未勝利勝ち（５点以上）

７/10 (日) 小倉５R ２歳新馬芝1800m
ラヴェル　牝　馬体重：444kg
★★★★★★★★　８点
騎手：岩田望来　　厩舎：(栗東)矢作芳人
生産：ノーザンファーム
馬主：キャロットファーム
父：キタサンブラック
母：サンブルエミューズ（ダイワメジャー）
ラヴェルの詳細記事

７/10 (日) 函館５R ２歳新馬芝1800m
ブラストウェーブ　牡　馬体重：538kg
★★★★★★　６点
騎手：横山和生　　厩舎：(美浦)大竹正博
生産：ノーザンファーム
馬主：シルクレーシング
父：ハービンジャー
母：ツルマルワンピース（キングカメハメハ）

　全兄は有馬記念勝ち馬ブラストワンピースという良血馬。兄同様に超のつく大型で、デビュー前から「兄にそっくり」と話題を集めた同馬だが、６月25日の東京の新馬戦を除外となり、北上し迎えたデビュー戦だった。レースは逃げた馬を２番手でマークする正攻法の運び。直線に入り逃げ馬をパスし抜け出すと、最後に２着馬に迫られるもクビ差振り切って見事に初陣を飾った。コンビを組んだ横山和生騎手も初戦のレースぶりに対して辛口ではあったが、その分伸びしろは大いに期待できそう。ハービンジャー産駒の特徴として若い時期は緩さが目立ち、成長曲線も緩やか。しかも超大型馬ともなれば、これからトモもパンとし更に良くなってきそうな雰囲気は感じさせる。陣営も期待する縁の血統馬だけに、今後の活躍が楽しみだ。

良血馬ブラストウェーブが北の大地でデビューＶ

７/９ (土) 福島２R ２歳未勝利芝1800m
ゴッドファーザー　牡　馬体重：498kg
★★★★★★　６点
騎手：戸崎圭太　　厩舎：(美浦)萩原清
生産：スマイルファーム
馬主：NICKS
父：シルバーステート
母：ノッツダルジェント（バゴ）

　関東馬だが、わざわざ素質馬が揃う宝塚記念当日の阪神芝1800ｍの新馬戦にぶつけたほどの期待馬。その強豪揃いのメンバーの中でも３着した実力は、このメンバーに入れば頭ひとつ抜けた存在だった。レースでも結果的に２着馬に10馬身もの差をつける圧勝劇と、搭載しているエンジンの違いが明白に出た圧巻のレースぶり。それでも気性的に前向き過ぎる点もあり、次走以降は相手関係が上がって我慢が利くかがカギになりそう。血統的には「父シルバーステート×母の父バゴ」というスピードとパワーを兼ね備えたカップリングも面白そうで、これからどのような成長を遂げてくれるか注目していきたい。