「開催ナンバーワンの好時計Ｖ」 アイスグリーンに★６つ【２歳馬チェック】

姉ディアンドルと同じ小倉で初勝利　アイスグリーン

７/23 (土) 小倉２R ２歳未勝利 芝1800m
アイスグリーン　牡　馬体重：486kg
★★★★★★　６点
騎手：松山弘平　　厩舎：(栗東)池添学
生産：ノーザンファーム
馬主：シルクレーシング
父：モーリス
母：グリューネワルト（スペシャルウィーク）

　初戦は勝負所でのペースアップに対応し切れなかったものの、好メンバーが揃った新馬戦で５着なら上々。２戦目の今回はスタートから押し上げて行き、外目の３番手に付けるとガッチリと抑え、向正面では息を入れられていた。３コーナー過ぎから徐々に肩ムチを入れ、押し上げると直線でもシッカリと反応し、２着馬の追撃を悠々と振り切ってみせた。勝ち時計も３回小倉開催・芝1800ｍの２歳戦でナンバーワンの好タイムで、上のクラスでも活躍を期待できそうだ。

ひと回り成長し２戦目で待望の初勝利を挙げたアイスグリーン

・馬体診断
　暑い時期の輸送もあったが、初戦から馬体重を12キロ増やしての出走。それでいて余裕残しの初戦より馬体に締まりが出てきており、成長分もあったのだろう。初戦時、前後肢に巻いていたバンテージは外して、メンコをレースでも着用、ハミも工夫して臨んでいたように陣営の試行錯誤がみてとれた。初戦から感じていたがフットワークに柔らかみがあり、体型的にも道中ゆったりとノビノビ走れる中距離がベターな印象。

・血統診断
　父モーリス。母グリューネワルトは1800ｍで初勝利を挙げ、古馬になってからは短距離を中心に活躍。半姉には重賞２勝（葵Ｓ、福島牝馬Ｓ）のディアンドルがおり、スピード感溢れる血統背景。本馬は父の影響もあり、距離に融通は利きそうで、牝系からも早い時期から活躍を期待できる。

【将来性まとめ】→ ハイレベルな新馬戦の経験を経て、２戦目で好時計勝ち。重賞ウイナーの姉を持ち、素質も高くレースセンスも十分。ここからの成長が楽しみな一頭。