“GI馬セリフォス”に次ぐ「優秀な数字」をマーク!エンヤラヴフェイスに★5つ【2歳馬チェック】
海外で活躍した名馬たちの血をひく エンヤラヴフェイス
7/16 (日) 中京5R 2歳新馬 芝1600m
エンヤラヴフェイス 牡 馬体重:472kg
★★★★★ 5点
騎手:菱田裕二 厩舎:(栗東)森田直行
生産:チャンピオンズファーム
馬主:STレーシング
父:エイシンヒカリ
母:タイキアプローズ(Devil’s Bag)
五分のスタートから他馬に寄られる場面もあったが、スッと2番手を確保。道中の折り合いに何の問題もなく、正攻法で立ち回り4コーナーへ。勝負所での反応は多少遅かったものの、エンジンが掛かるとグイグイ伸びて後続に5馬身をつけて圧勝。レースラップのラスト1Fは12.0だったが、2Fまで〔11.8-11.7-11.4-11.1〕のハイラップを考慮すれば上々の内容。さらにレースの上がり5F58秒0の数字は、中京芝1600mの2歳新馬戦で歴代2番目に速い好タイム。※1位は2021年セリフォスの新馬戦でマークされた57秒8。
・馬体診断
馬体重は472キロ。脚が短めで体型的に距離はどちらかといえば短距離向きだが、折り合い面やハミの取り方からも操縦性の高さはピカイチ。初戦でマイルも難なくこなせたように、ある程度距離の融通は利きそうなタイプ。
・血統診断
父は仏イスパーン賞、香港Cを制したエイシンヒカリ。近親には仏ジャック・ル・マロワ賞を含めGI5勝を挙げた名馬タイキシャトルがいる。本馬はヘイローの4×3のクロスを有し、仏GIを制した2頭の名馬の血脈を辿っており底力を感じさせる血統も魅力。全兄カジュフェイスは短距離指向が強く、競馬を使う毎に血統面がどう左右してくるかがカギになりそう。
【将来性まとめ】→ 昨年のマイルCS勝ち馬セリフォスの新馬戦に次ぐ好内容で5馬身差の圧勝。距離適性はカギになるが、素質の高さは血統背景からも間違いなく、上のクラスでも活躍を期待できる。
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