「加速ラップ」で人気馬たちを封じ込めた！ゴールドシップ産駒キャントウェイトは素質◎【２歳馬チェック】

同日の新潟内回りで兄弟Ｖの快挙！　キャントウェイト

９/２ (土) 新潟５R ２歳新馬 芝内2000m
キャントウェイト　牡　馬体重：466kg
★★★★★★　６点
騎手：柴田大知　　厩舎：(美浦)萱野浩二
生産：笹島智則 氏
馬主：ビッグレッドファーム
父：ゴールドシップ
母：マイネランデブー（アグネスデジタル）

　最内枠からのスタート。発馬はワンテンポ遅れたが、二の脚が速くすぐさま好位のインを確保。そこからはコーナーで頭を上げるシーンもあったが、手の内に収めるとシッカリとタメが利き、満を持して直線へ。追い出されてからの反応も良く、最終週の荒れた馬場を力強く突き抜け、２着馬の追撃を１馬身差振り切った。レースの上がり３Ｆは〔11.9－11.8－11.4〕と加速ラップを刻む中、完勝しており大いに伸びしろを感じさせる内容だった。若さをみせ、後方から外々を回るロスの大きい競馬で２着したヴェローチェエラも能力は相当高い。

ゴールドシップ産駒キャントウェイトが鮮やかデビューＶ

・馬体診断
　馬体重は466キロ。現状は気性面、肉体面とまだ幼さが残るが、ドッシリとした腹構えでパワーを感じさせるシルエット。それでいて重苦しさがないのは好印象。同じ芦毛で少し体をボテっと見せるのは全兄と同じで、血統的な面も大きいか。

・血統診断
　父はゴールドシップ。半兄に全日本２歳優駿の勝ち馬ディアドムスがいる。血統的には中距離～中長距離で活躍が見込めそう。当日の新潟９Ｒでは全兄ピンキープロミスも勝利しており、同日同場での兄弟勝利となった。

【将来性まとめ】→ タイトな新潟内回りでも器用に立ち回り、加速ラップで突き抜けたレースセンスは評価に値する。まだまだ成長余地を残しており、今後の伸びしろにも注目したい。